縫製で障害者就労支援 大町市のみとろクリエイト「ばいはるちゃに」開所
 大町市平西原で宅幼老所・びすたりライフを運営するNPO法人・みとろクリエイト(三戸呂三都子代表)は本年度、地域活動支援センター事業「ばいはるちゃに みとろ」を開所する。
地域に根差した施設として、障害を持つ人に縫製や畑作業の場を提供し、創作・生産の技術習得や就労支援につなげ、心身の特性を踏まえたそれぞれの可能性を伸ばす。
名称の「ばいはるちゃに」はネパール語で「かんたんだよ」「お茶の子さいさい」を意味することば。着物生地を使ったオリジナル商品づくりや、畑での収穫の喜びを通し、障害者の働きたいという思いや能力を生かしていく。
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5月の一覧
白馬・山とスキーの総合資料館 来場者1万人突破
 白馬村の白馬・山とスキーの総合資料館の来場者がこのほど、1万人を突破した。記念すべき1万人は、同館を取材で訪れていたスキー雑誌「ブルーガイド」を発行している実業之日本社広告営業部の舘かおりさん。丸山庄司館長ら関係者から記念品などが贈られた。
 同館は長い歴史を誇る同村の山岳スポーツの歴史と生活文化を、地域の観光振興に生かそうと、2010年7月にオープン。同村のスキー振興に多大な貢献を果たした福岡孝行氏にまつわる資料、山岳に関する昭和から平成までの貴重な書籍を収蔵した図書室、白馬の農村文化を再現した民俗コーナー、企画展示コーナーなど膨大な山岳資料を展示している。
懐かしい顔 再会喜ぶ 15年ぶり「全国八坂の集い」
 旧八坂村(現大町市八坂地区)出身者でつくる八坂会はこのほど、全国の会員が一堂に会する「全国八坂の集い」を同地区の温泉宿泊施設・明日香荘で開いた。15年ぶりの開催に出席者が近況を報告し、懐かしい顔との再会を喜び合いった。
集いには「大北」「東海地区」「長野地方」「松本地方」の八坂会4団体と関係者約50人が出席。同級生同士の会員らが互いに酒を酌み交わしながら、昔話に花を咲かせていた。
八坂会は八坂出身者同士が横の連携を強め、過疎化が進む地元の活性化を図ろうと組織。平成2年の「長野」以降、「関東」「東海」「松本」と順次設立し、「大北」が12年に立ちあげられた。
安心社会の実現を メーデー大北地区集会
 労働者の祭典メーデーの1日、第84回大北地区集会が大町文化公園で開かれ、約150人が賃上げと安定した雇用と仕事の確保、リストラ反対、震災早期復興、原発ゼロ社会実現などを訴えた。
集会で太田久吉実行委員長は「すべての労働者の賃金が上がり、働く場所が確保でき、安心して暮らせる社会を実現したい」とあいさつ。各単組、団体ごとに決意表明し、「ずくと知恵を出し合って地域から盛り上げ、自分たちにできる小さなことから始めましょう」とのメーデー宣言を採択し、団結ガンバローで気勢をあげた。
広報車を先頭に横断幕や単組旗を掲げ、公園からJR信濃大町駅前までデモ行進を行い、「消費増税反対」、「リストラ、合理化反対」などとシュプレヒコールをあげながら練り歩いた。
池田町 大雪渓2商品金賞 ワイングラスで日本酒アワード
 池田町会染の大雪渓酒造(薄井敦行社長)は、日本酒のコンテスト「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2013」で2商品が金賞を獲得した。受賞酒はメイン部門の「大雪渓 生酒」と、大吟醸部門の「大雪渓 大吟醸美山錦」。
コンテストはワイングラスに注いだ日本酒の香り、色合い、味わいに着目し、酒文化研究所内同アワード実行委員会が主催して2011年に始まった。ワイングラスで楽しむことで、世代、料理、国や地域の境を越え、日本酒を広めることを目的とする。3年目の今回は206社から393点がエントリー、2月に審査、4月22日に表彰式と入賞酒お披露目会が東京で行われた。

2013年5月3日(金)付