40人人生の学び深める 大町保健福祉事務所 シニア大学北学部入学式
 長野県シニア大学大北学部(学部長=小松仁大町保健福祉事務所長)は8日、25年度入学式を大町合同庁舎で開いた。大北各地から集った60歳以上の受講生が、地域に根差した講座で社会参加のための人生の学びを深める。
本年度は第34期の新入生40人が入学。平均年齢69歳、最高齢は男性81歳、女性82歳。2年間の学習期間で、仲間、生きがい、健康づくりを図り、老後の地域での活躍につながる幅広い分野で学ぶ。33期生の2学年生は63人。
地域の課題や自然の学習、高齢者の生き方や災害時の対応、レクリエーションや歌、交通安全など、幅広い分野にわたって専門家の講演などを通し学ぶ。夏には信濃木崎夏期大学受講やクラブ活動などにも取り組む。卒業式は来年2月12日。
戸隠・善光寺参りテーマに 白馬村公民館「歴史めぐり」

 白馬村公民館の人気の企画「歴史めぐり」が本年度もスタートした。ことしは「白馬から歩いて戸隠・善光寺参り」をテーマに、かつて白馬や小谷、遠くは富山などからの参詣者の多くが往来した全行程49`の踏破を企画。白馬小谷研究社の田中元二さんを講師にできるだけ古道を通り、自然に親しみながら先人の信仰をしのぶ。
新1年生ヤマザクラ植樹 大町 西山子ども会育成会開会式
 大町市常盤西山・西山住宅の保護者らでつくる、西山子ども会育成会(西山・綿内邦彦会長、西山住宅・山田俊治会長、西山地区PTA・丸山匠会長)はこのほど、育成会の開会式と植樹祭を西山城址東側登山道入り口で開き、本年度の事業をスタートした。新たに加わった新1年生が、地域の森にヤマザクラを植樹した。
 新1年生の桜の記念植樹は、同地区で40年以上続く伝統行事。城址の保存を通じて、緑化を進めた地域ぐるみの取り組みは、平成19年の全国みどりの愛護のつどいで国土交通大臣表彰を受賞するなど評価されている。
校庭に泳ぐこいのぼり 池田小1、2年生が作業
 池田町の池田小学校(中村豊校長)1年生(36人)、2年生(38人)は7日、校庭でこいのぼりの掲揚を行った。毎年こどもの日に合わせて行う伝統行事で、ことしも24匹のこいのぼりが中庭の空高く舞い上がった。
 職員やPTA役員らの協力で、ロープにつるされたこいのぼりが屋上から引っ張り上げられた。子どもたちは、空高く揚がっていくこいのぼりに、歓声をあげていた。強い風に吹かれて泳ぐこいのぼりを見上げて「こいのぼり、すーいすい」と掛け声をかけたり、「こいのぼり」の歌を歌い、元気に泳ぐこいのぼりの姿に親しんでいた。
白塩町河川公園愛護会と園児植栽 農具川シバザクラ見ごろ
 大町市白塩町の農具川下花見橋付近の河川公園で、同町の有志でつくる白塩町河川公園愛護会(続麻房雄会長)が植えたシバザクラが見ごろを迎えている。8日、かえで保育園の年少〜年長園児40人が訪れ、シバザクラの苗を植えた。
同公園は、県が昭和63年から平成21年にかけて行った農具川の広域河川改修工事白塩工区。沿岸の水辺環境などにも考慮し、河川敷に公園を作った。完成後、地元に整備の打診があり、続麻会長が呼びかけ有志を集めて会を発足。橋から北へ約400bのエリアで土手の草刈りなどの作業を行い、平成23年から河川敷の公園部分にシバザクラ3000株を植えている。
今回は、散歩などで遊びに訪れる地元の子どもたちに一緒に植えてもらうことで思い出となるよう願い、植栽への参加を打診。80株ほどの苗を初めて植えた。
先人しのび信越交流 小谷村と糸魚川市 六左衛門道の踏破調査
 小谷村の「糸魚川交流の会」と、新潟県糸魚川市早川の「六左衛門古道を歩む実行委員会」は4日、140年前に信越交流のために作られた、糸魚川市早川と小谷温泉を結ぶ林道「六左衛門道」の踏破調査交流会を開いた。いまだ雪深い奥山の険しい山道を、12時間かけて歩き、先人の苦労をしのびながら信越の絆を強くした。
 古道は古くから湯治場として栄えた小谷温泉の名湯を、越後の人に楽しんでもらうために最短の道を作ろうと、早川の農民だった六左衛門が、23年の年月と私財を投じて切り開いたと伝えられている。急峻(きゅうしゅん)な山道のため交通機関の発達によりしだいに忘れられた道となっていた。10年ほど前に、早川の有志が六左衛門の遺志を継ぎ、再び踏破調査を始めた。その後、小谷村からも参加して、昔ながらの山道を歩き信越交流を深めている。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

5月の一覧

2013年5月9日(木)付