2013年５月11日付

黒部ダム活用し学習旅行　ぐるったネットプログラム作成

　黒部ダム50周年に合わせ、大町市のＮＰＯ法人ぐるったネットワーク大町はダムを活用した学習旅行のプログラムを制作し10日、東京都内の中学生を初めて案内した。歴史や環境の学びの場としてダムを活用し、秘境の大自然と世紀の大工事を敢行した「くろよんスピリッツ」を次世代に伝える。今後は修学旅行などの受け入れに活用したいという。
　同日は、都内の中高一貫校・都立三鷹中等教育学校の中学２年生相当の第２学年の生徒１６０人が訪問。班に分かれてクイズラリー形式で学んだ。

健康に「薬膳フレンチ」　白馬のホテルで新企画
　白馬村のカントリーホテル＆レストラン「白馬モンビエ」はこのほど、新企画の「フレンチｄｅ薬膳」を開いた。健康保持のための食事として、中国の医食同源（薬食同源）の考えから生まれた薬膳について専門家から学び、フレンチシェフによる薬膳を取り入れた極上のランチコースを楽しむ企画。県内外から多数が参加して、心と身体と食がつながり、より健康になる薬膳への理解を深めた。
　セミナーは同村太田薬局の薬剤師で国際中医Ａ級専門員の山本美嶺里さんが「春の養生」をテーマに講義を行った。山本さんは中国の歴史がはぐくんだ中国医学（中医学）の理論に基づき、自然観・陰陽五行説から成る薬膳の考え方を紹介。

素朴な手作りわら細工　大町　市役所で老連工芸展

　大町市老人クラブ連合会のわら部会は８日から15日まで、わら工芸作品展を市役所ロビーで開いている。みのやぞうり、猫つぐらなど、素朴な素材を生かした手作り作品が並んでいる。
　みのや宝船、ぞうりや猫つぐら、ごんぞ（長靴）やしっぺぞ（履物）などがずらり。わら工芸教室の参加者がていねいにわらを編み上げた作品が、訪れた市民の目を引いていた。

園児に音楽魅力伝える　大町北高吹奏楽部が演奏会

　大町市の大町北高校吹奏楽部は10日、市内かえで保育園で園児を対象にした演奏会を開いた。年少から年長までの約40人が楽器を手に演奏に参加し、高校生とともに音楽の魅力を体感していた。
　園舎の遊戯室では、生徒たちが寸劇やダンスを交えながら、アニメの主題歌や人気バンドの楽曲など７曲を披露。園児たちが童謡の音色にあわせてタンバリンをたたいたり、管楽器のキーにふれ音階の変化を体感したりと、楽器を通じた交流で音楽の楽しさを味わっていた。

千国街道由来を解説　白馬姫川砂防事務所が看板設置

　姫川砂防事務所はこのほど、白馬村飯田地区の塩の道千国街道に、千国街道本来の道筋や由来を解説する看板を設置した。関係者は「地域の文化財保持と、塩の道への理解を深めてもらえれば」と話している。
　設置されたのは国道１４８号とＪＲ大糸線の間にある、白馬南小学校の裏手と、道の駅白馬にほど近い飯田犬川端庚申塚石仏群近くの２か所。同所は昭和６年の大糸線開通により、千国街道本来の道筋は遮断され、現在の街道は迂回（うかい）路を歩くようになっている。

３から２リーグ制に　池田町ソフトボール開幕

　池田町ソフトボール大会（大会長・勝山隆之町長）は８日、第41回大会の開幕式を農村広場グラウンドで開いた。選手・チーム数の減少に伴い、前年度までの３リーグ制から２リーグ制に変更し、男子選手の参加資格年齢を35歳から30歳に引き下げた。
　式では前年度優勝の堀の内（Ａ）、滝沢（Ｂ）、五丁目（Ｃ）が優勝旗を返還。勝山大会長が「２リーグとなり、試合数が増え、長丁場となるので、体調に気をつけて」とあいさつ。宮澤敏文県議など来賓が「頑張って」とシーズン中の健闘を祈った。