農山村に滞在し体験 セカンドスクール大町で 蔵野市三中
 東京都の武蔵野市立第三中学校の1年生4クラス約110人は、農山村で滞在し体験授業を行う「セカンドスクール」で大町市を訪れている。田植えやそば打ちの体験、ジャムづくりなど、農山村ならではの野外体験を通し、人々や自然と触れ合う。
 生徒たちは17日、平森の水田でもち米の田植え作業を体験。農家の指導のもと、水鏡に山が映る水田に一株ずつ苗を手で植えていった。慣れない泥の中に直接足を入れての田植え作業や雪解け水の流れるせぎに驚き、「何か(カエルや昆虫が)いた!」「この水は飲めるんですか?」などと口々にはしゃいでいた。収穫したもち米は秋に同校に届けられ、保護者らと味わう。
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5月の一覧
松川に語り継がれた36話 あづみ野児童文学会 民話集を出版
 安曇野市や大北地域の有志でつくる「あづみ野児童文学会」はこのほど、民話集「あづみ野 松川の民話」を出版した。松川の里に語り継がれてきた36話を220n余にわたって編集をした力作。
 「ほほえましいお話、おもしれえお話、もうらしい(かわいそうな)お話」というサブタイトルをつけ、地域の方言をふんだんに使った。分かりやすい表現とほのぼのとした挿絵で子どもも楽しめる内容に仕上がっている。村全域にまつわる民話を、資料や聞き取り調査を基に会員らがまとめた。
池田でもてなし準備 北ア展望ウオーク18、19日
 池田町一大ウオーキングイベント「北アルプス展望ウオーク」前日の17日、コース沿線の堀之内地区などでは、北アの眺望だけでない池田の魅力発信に向けたもてなし準備が進められた。
 かかしによる地域おこしに取り組む堀之内地区。人間そっくりに見えるリアルかかしの飾り付けが行われた。同地区を流れる岡せぎ沿い約500bに三輪車に乗った子どもや一休みする老婆など住民有志手作りのかかし数十体を並べた。
 北ア展望ウオークは18、19の両日、町内で行われ、県内外から延べ約400人が参加する予定だ。
猫と交通安全学ぶ 八坂たけのこ保で教室
 大町市八坂のたけのこ保育園は15日、園内で交通安全教室を開いた。2〜5歳までの園児13人が、県交通安全教育支援センターが行う、パネルシアターや寸劇を交えた交通安全の話を聞いた。
 同センターの指導員が、パネルシアターに赤や青の丸や四角を貼り、信号機を表現しながら、横断歩道の渡り方や、車道に飛び出してはいけないことなどを説明。
 大きな猫の着ぐるみが登場し、パネルシアターを使った寸劇がスタートすると、指導員の「ここ渡っていいのかな?」などの語りかけに園児たちは「ダメだよ」「横断歩道を渡らないと」などと大きな声で答えていた。
 教室では、子どもたちだけで道を歩かないようにすること、駐車場などでは、一番先に車を降りず、大人が降りるのを待って、手をつなぐなどの注意点も指導していた。
新鮮な驚きや感動報告 小谷中生マールボロー訪問
 小谷村の小谷中学校で14日、同校生徒の姉妹都市ニュージーランドのマールボロー訪問の体験談を聞く「中学生海外研修報告会」が開かれた。村の交流事業について広く村民に知ってもらおうと毎年実施。多数の地域住民や村関係者が訪れて、生徒の報告を聞いた。
 参加したのは室谷真紀さん、滝川樹野さん、中島莉佳子さん、矢口岳樹さんの4人。3月21日から27日まで7日間の日程で研修を行った。
 同市ではホストファミリー宅にホームステイしながら、中高一貫教育をしている「ボーイズカレッジ」「ガールズカレッジ」に体験入学したり、現地での生活文化にふれた。
 報告会では自分たちで撮影した写真を紹介しながら、あたたかい交流の中で得た新鮮な驚きや感動の数々を伝えた。
ベゴニアで花咲く村に 松川中2年が定植ボラ
 松川村の松川中学校(小幡泰俊校長)2年生102人は15日、村の緑化活動に取り組む「花が咲いている村づくりの会」のメンバーらとともに、プランターに花を植える作業を校内で行った。
 同ボランティア作業は、総合的な学習の時間を使って、毎年2年生が行っている。炎天下、生徒たちは1000個のプランターにスコップで土を入れ、色とりどりのベゴニア3000株を植える作業を協力して行った。村内の20団体から大勢が参加し、生徒や職員と一緒に汗を流した。

2013年5月18日(土)付