修学旅行生が「農家民宿」体験 松川村連絡協 大町でも受け入れ

 安曇野松川村農家民宿連絡協議会(榛葉良子会長)は30日から1泊2日の日程で、千葉県船橋市立芝山中学校3年生93人を村内や大町市の農家に受け入れた。首都圏修学旅行生の農家受け入れ2年目となった本年度は新たに、大町市常盤西山地区の農家が同協議会メンバーに加わり、観光振興含めた新たな産業の掘り起こしを目的とした「農家民宿」の取り組みは、行政の枠を超え発展している。
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5月の一覧
鍬の峰トレッキング 大町の常盤公民館
 大町市常盤公民館は26日、恒例の春の登山を行った。市内はじめ、県内各地からの参加者約20人が、同地区在住の松原繁さんの道案内で、シャクナゲの群生で知られる鍬の峰へ登った。
 参加者は、松原さんから植物や山の名前の説明を受けながら、トレッキングを楽しんでいた。家族連れや夫婦での参加が目立ち、偶然再会を果たした同級生同士で意気投合する場面もあった。
 上り口周辺で、薄ピンク色の花を咲かせていたシャクナゲは、群生地では開花が少なく参加者らを残念がらせたが、山頂へ到達すると、360度のすばらしい眺望に、参加者らは口をそろえて「気持ちがいい」と笑顔を見せていた。
アイガモと稲成長観察 松川農業小田植え体験
 松川村の安曇野まつかわ農業小学校で28日、松川小学校3年生89人が田植えを行った。毎年3年生が授業の一環として、無農薬有機栽培、アイガモ農法で田植えから収穫までを行っている。ことしで8年目の取り組み。
 農業小学校の母体である村農業委員会や営農支援センターから大勢が応援に駆けつけた。長年指導に携わってきた板取の無農薬有機農家、宮田兼任さんが自身で育てた苗とアイガモ20羽を提供した。アイガモは、穂が出始める8月頃まで田んぼの中で草取りの役割を担う。
 子どもたちはアイガモのひなを1羽ずつ抱えて、田植えを終えた田んぼに放した。子どもたちが中心になってえさをやり、アイガモと稲の成長を観察しながら見守っていく。 
自然の魅力再認識 白馬木流川と親しむ会


 白馬村と同村の有志でつくる「木流川と親しむ会」(浅香公夫会長)はこのほど、「木流川散策会」を開いた。小さな子どもを持つ親子連れなどが多数参加。身近な自然に親しみながら野草を摘んで味わい、交流を深めた。
観光シーズン交通安全祈願 大町の銀松苑道祖神祭り
 大町市の社会福祉法人れんげ福祉会・銀松苑などは26日、恒例の道祖神祭りを常盤上一の県道有明大町線北アルプスパノラマロード(高瀬川右岸道路)沿いの建立場所で開いた。同福祉会役員や上一自治会関係者ら約20人が神事に出席し、交通量の多い同路線の交通安全を祈願した。
 同福祉会は、同路線沿いに位置し、月間1500人のお年寄りを送迎することなどから、施設を挙げて交通安全活動に取り組んでいる。道祖神祭りも同活動の一環として毎年、実施している。

2013年5月31日(金)付