思い込めた力作たたえる 本社主催 家族の似顔絵コン表彰式

 大糸タイムス社主催・「わが家の笑顔・第29回家族の似顔絵コンクール」の表彰式が9日、大町市総合福祉センターで開かれた。特選をはじめ、準特選・佳作の計24人を表彰し、温かな家族への思いを込めた作品をたたえた。
 入賞者には、水久保節社長や、協賛団体の黒部観光ホテル・福井信行支配人、審査員を務めた西沢俊夫氏、荒井泰三氏、内川三郎氏から、賞状や副賞が手渡された。家族や来場者の拍手を受け、受賞者から笑顔がこぼれた。
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6月の一覧
好天恵まれ球技熱戦 小谷村で北安曇郡体育祭
 第54回北安曇郡体育祭(北安曇郡体育協会主催、大糸タイムス・北安曇郡内町村教育委員会後援)が8日、小谷村を会場に開かれた。好天に恵まれ、池田、松川、白馬、小谷の4町村の代表チームが参加し、野球、ソフトボール、ママさんバレーの3つの球技で熱戦を繰り広げた。
 開会式で選手を代表し、白馬ママさんバレーボールの熊谷美紀さんが「たくさんの方と交流できることを喜ばしく感じます。送り出してくれた家族に感謝の思いを自分自身頑張る姿で表現し、力いっぱい楽しくプレーすることを誓います」と力強い選手宣誓を行った。
 各町村の精鋭による大会はレベルが高く、選手は日ごろの練習で培った力や技、チームワークを存分に発揮。スポーツを通じて北安曇が一つの思いを新たにし、友情の輪を広めていた。
夏の木崎湖魚と親しむ 大町観光協が湖水開き
 大町市観光協会は9日、仁科三湖の木崎湖で湖水開きのイベントを開いた。県内外から約50人が参加。地引き網や水上トレッキングを体験し、夏の湖ならではの楽しさにいち早く触れた。
 地引き網は木崎湖キャンプ場や稲尾の湖畔で実施。モーターボートで網を広げて湖を半円状に囲み、魚を追い込んだ。参加者が力を合わせて引っ張り上げ、湖からブラックバス約20匹や、貴重なキザキマス3匹などがあがった。捕れた魚は、ブラックバスの刺し身や鯉こくなどに調理し、山菜汁とともに昼食で振る舞われた。
 参加者は湖畔を歩いて南から半周し、モーターボートを体験。晴天のさわやかな湖畔の風景を楽しんだ。
子どもの安全 詐欺防止学習 大北地区 防犯指導員が研修会
 大北地区内防犯指導員全体研修会がこのほど、大町市のサン・アルプス大町で開かれた。大北から約100人の指導員が参加し、子どもの安全や詐欺防止など防犯活動の基本について学習した。
 子どもへの犯罪抑止のDVDを観賞し、子どもの防犯意識や知識を地域の大人が伝える大切さを学んだ。「怪しい誘いはきっぱり断る」「危険な場所には近づかない」など、不審者に遭った場合に適切に回避・逃げ出せる「体の力」と、どんな人が危険なのかを見極める「社会的な力」を、それぞれにはぐくむ方法が紹介され、大町警察署生活安全課の橋本和也課長が内容を詳しく解説した。
ステージで朗読や合唱 北ア雪形まつりフィナーレ
 第12回「北アルプス雪形まつり」のフィナーレを飾るメーンイベント「雪形ステージ」が9日、大町市文化会館で開かれた。大北5団体の太鼓の共演や小学生による公募詩の発表、早春賦などの合唱を行い、雪形を通して地域に根付いた文化に触れた。
 雪形ステージでは、入選詩の朗読や、大町市が舞台とされる「早春賦」100年を記念した作詞コンテスト入賞作の合唱などが行われた。創作民話「爺の雪形」は、大町東小学校児童の群読やザ・シャイニングの踊り、オカリナや語りなどでつむいだ。大町流鏑馬、信州小谷っこ、日本アルプス白馬八方、源流美麻、信濃国松川響岳の5団体が共演した。
 ホールでは、児童絵画コンテストの作品などが飾られた。
 雪形まつりは約1か月にわたって、写真展や講演会、雪形ウオッチングなどの催しを通し、自然と文化に感動する豊かな心をはぐくもうと行われてきた。
持ち味生かし読み聞かせ 松川小 村のボラが初の試み
 松川村の松川小学校(森本浩正校長)でこのほど、村の読み聞かせボランティアによる読み聞かせが5年生の国語のクラスで行われた。読み聞かせは、年2回の読書週間に合わせて、毎年近隣の司書が行っていた。ボランティアによる読み聞かせはことし初めての試み。
 村図書館職員を含む6人のボランティアが参加した。各自バラエティーに富んだ本を手に、子どもたちの反応を見ながら持ち味を生かした読み聞かせを行った。子どもたちは話の展開に身を乗り出したりくすりと笑ったりしながら、熱心に耳を傾けていた。

2013年6月11日(火)付