海越えたコラボレーション 麻倉で芸術工芸交流展 メンドシーノ
 大町市掘六日町の麻倉などで4日から、「芸術と工芸をめぐる国際交流・ふたつの町の回遊展」が始まった。日米両国の作家の作品が並び、海を越えたコラボレーションをする。
 姉妹都市の米国カリフォルニア州メンドシーノで活動する絵画やテキスタイル、ジュエリーなどの作家12人と、家具や鉄、染色など大町周辺の日本の作家12人の個性あふれる作品が一堂に会する。創舎わちがいや塩の道ちょうじや等でも展示される。
薄桃色鮮やかに 鷹狩山展望公園 ササユリ見ごろ
 大町市の鷹狩山展望公園で、ササユリの花が見ごろを迎えている。
 県の準絶滅危惧種に指定されている希少植物。清らかでかれんな日本特産のユリで、色合いは地域などで異なり、淡桃色〜桃色、まれに純白の花を咲かせる。
 鷹狩山山頂周辺は、市民ボランティア「鷹狩山に展望公園をつくる会」が整備や保護を手がけ、自然豊かな公園となっており、第2駐車場から山頂にかけて、鮮やかな薄桃色のササユリが、いくつも点在し、周囲に甘い香りを漂わせていた。花はまだつぼみのものも多く、しばらくは散策客らの目を楽しませてくれそうだ。
体全体で生き生き表現 五島クラス 白馬教室 バイオリンコンサート
 松本市に本部を置く音楽教室・社団法人才能教育研究会の五島クラス白馬教室はこのほど、役場ふれあいセンター学習室で「スズキ・メソードの子どもたちによるヴァイオリンコンサート」を開いた。
 スズキ・メソードは、音楽を通じて心豊かな人間に育てることを目的とする教育法。1946年に鈴木鎮一氏が松本市で創始し、全世界に普及している。コンサートは同教室の指導者、五島美佳さんが、バイオリンの魅力とスズキ・メソードの理念を身近に感じてもらおうと、初めて企画した。
 コンサートでは松本や白馬教室でバイオリンを学ぶ小学生を中心に、斉奏、独奏を披露。体全体で音楽を感じ、生き生きと表現する演奏に、大きな拍手が沸いていた。
車座で地域住民に学ぶ 白馬中で職業講演会
 白馬村の白馬中学校は2日、生徒が地域住民から学ぶ、初めての車座職業講演会を開いた。3年生86人が、さまざまな業種の住民とひざを交えながら、地域産業の成り立ちなどを聞き取り、進路選択への意識を高めた。
 生徒たちは班ごとに分かれ、山小屋や宿泊施設、飲食店の経営、農業などに携わる住民9人を講師に、生い立ちや仕事のやりがいなどを学んだ。「あっという間に時間は過ぎる。一瞬を大切に」「目標があれば、進路も見えてくる」など、人生の先輩からアドバイスを受け取った。
「たりたり」グッズ話題 小谷村の辰巳さん企画販売
 小谷村中土の辰巳和生さんはこのほど、村の公式マスコットキャラクターの「たりたり」オリジナルグッズの企画、販売を開始した。Tシャツやエプロン、iPhoneケースなど多彩なアイテムを取りそろえ、評判を呼んでいる。
 たりたりは小谷らしさを内外に発信しようと、10年前ほど前、全国からの公募で誕生した。美しい自然に恵まれた小谷に生息し、幸福をもたらすというキツツキをモチーフにしたキャラクターで、当時の村内の中学生が小谷にちなみ「たりたり」と命名。村内外で各種イベントなどに出演して、人気を集めている。
無農薬の米づくり5年目 池田町の大久保さん田植え
 池田町の大久保智之さんの5e余りの田んぼで1日、遅い田植えが行われ、家族や友人らが手植えをした。
 無農薬無肥料で5年目の米づくりに挑戦する大久保さんは、昔の習わしに従って、苗が大きく育つ6月下旬頃に田植えを行っている。ことしは水不足で田んぼに水が入らず、例年に比べて遅くなったという。田んぼの際で育てた苗は、既に分けつが進み、20a以上に成長。収穫は10月後半を想定している。
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7月の一覧

2013年7月5日(金)付