特殊詐欺の魔の手身近に 大町署が相談呼び掛け
 「特殊詐欺」や「悪徳商法」の魔の手が、大北にも伸びている。大町署管内ではことしになって、2件総額3800万円の被害があった。件数は減りつつも、一人当たりの被害額は大きい。「まさか引っかかるなんて」と思っていても、気が付いたときには手遅れになりかねない。身近な地域や家族での、普段からの相談や警戒が、一人ひとりに求められている。
 警察や行政にも相談が相次ぎ、地区で勉強会などを開くことも増えてきたという。大町市五日町の自治会、老人クラブ、小地域福祉ネットワーク・コスモス会はこのほど、地域住民を集めた勉強会を開いた。大町署生活安全課の担当者を招き、実例や対策を学んだ。説明では、「お金を送って、というものはだいたい詐欺。みなさんの中で話題にして、電話がかかってきたらすぐに相談してください」と呼び掛けていた。
神奈川の中学生とテレビ会議 松川中「緑のバトン運動」で交流
 松川村の松川中学校は8日、育てた苗木を東北の被災地に送る「緑のバトン運動」を通して、昨年から交流を図っている神奈川県藤沢市の大庭中学校とテレビ会議を行った。生徒会、学年協議会、環境委員会の生徒らが参加した。
 テレビ画面を通して自己紹介し、学校や生徒会活動の紹介のあと昨年から始まった苗木の育成状況を報告し合った。
 被災地との関わりについて、松川中の生徒は、3年生の授業での取り組みを紹介。大庭中の生徒は「震災への意識を高めたい」と話した。お互いに刺激を受けた様子だった。
海越えた芸術交流祝う メンドシーノ訪日団 歓迎会
 大町市と姉妹都市・米国カリフォルニア州メンドシーノの芸術家による、作品展が開催中の同市堀六日町の麻倉でこのほど、訪日団の歓迎会が開かれた。両地域の住民が海を越えた芸術交流を祝い、さらなる友好の発展を誓った。
 麻倉では22日まで、「ふたつの町の回遊展」が開催され、両地域の工芸家ら12人が絵画や装飾品、染物など多彩な作品を展示している。出品者のうち、キャロリン・ザイトラーさんとローダ・テプローさんの女性作家2人が、訪問団として仲間とともに歓迎会に参加した。
 歓迎会には訪問団や市内関係者ら約100人が出席。市内の酒造会社3蔵の日本酒や、カリフォルニア産のワインなどで乾杯し、作品を囲みながら交流を深めた。
乳幼児の救命法学ぶ 白馬村 子育て支援ルーム
 白馬村の子育て支援ルームでこのほど、乳幼児の救命講習会が開かれた。小さな子どもを持つ母親らが多数参加して、北アルプス広域北部消防署の署員から、日常生活の事故防止の知識と、いざというときのための応急処置などについて学んだ。
 乳幼児のいる家庭で起こりやすい事故を想定し、異物を飲み込んでしまった時の除去方法、やけどの応急手当て、AED(自動体外式除細動器)による心肺蘇生について説明。トイレットペーパーの芯の穴を例に「子どもはこの大きさのものなら口に入れることができる。小さな子はとにかく目を離さずに見守ることが重要」と、事故防止のポイントを呼びかけた。
新観光名所の完成祝う 白馬コルチナに英国式庭園

 小谷村のホテルグリーンプラザ白馬で10日、「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」がオープンした。式典に参加した観光関係者や近隣住民ら約50人が、バラなどが咲き誇る英国式庭園を散策し、新たな観光名所の完成を祝った。
 式典では参加者が新種の「ベルサイユのバラ」などを眺め、「きれい」とカメラを向けていた。松本久志村長は「国内外からの観光客が満足してくれる施設にしてほしい。グリーンシーズンの観光の目玉になれば」と期待を寄せた。
プールシーズン到来 大町市内の幼稚園保育園で

 大町市の保育園や幼稚園で、本格的なプール遊び・水遊びシーズンが始まった。
 初の夏日を記録した8日に続き、気温の上昇が見込まれた9日、平白樺のしらかば保育園(中條薫園長)ではプールに水が張られ、夏空の下、水着に着替えた園児らが、水しぶきを上げながら、水遊びを楽しんだ。
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7月の一覧

2013年7月11日(木)付