北アで安全登山啓発 県遭対協 夏山常駐パト隊結隊式
 県山岳遭難防止対策協会は11日、北アルプスの遭難防止を図る、夏山常駐パトロール隊の結隊式を安曇野署で開いた。委嘱を受けた県内外のベテラン登山家29人が8月19日までの40日間、山上で登山者への啓発や救助活動などに取り組む。
 県遭対協によると、県内の遭難事故は平成24年、登山客の増加などにともない、発生が254件と過去最多となり、118人が死傷。7月から8月までの夏山でも、発生90件と最多を記録した。ことしは昨年を上回るペースで増加し、6月末現在で88件(対前年同期比24件増)となっている。
農業振興に若い力結集 池田町でネットワーク発足
 池田町青年農業者ネットワークが8日、発足した。町内で農業を営む45歳以下の若手専業農家で組織する団体で、さらなる農業振興へ若い力が結集した。
 設立会議は同日、渋田見の農産物加工施設エルブいけだ多目的ホールで開かれた。
 町やJA大北の呼びかけで集まった、20〜40代まで15人が参加した。若手農業者のつながりを意識し、2か月に1回程度集まり、情報交換や技術研修、農業簿記研修など重ねていくことを確認した。

 北安曇農業改良普及センター職員をアドバイザーに、団体の立ち上げを呼びかけた町やJA大北も支援態勢を整えている。
 町振興課の片瀬善昭課長は「今後の農業振興には、若い人の力や能力が必要。夢が持てる農業の実現に向け考えてもらいたい」と期待を寄せた。
村内全域美しく 白馬中が清掃ボランティア
 白馬村の白馬中学校の全校生徒はこのほど、地区生徒会による村内全域一斉清掃ボランティアを行った。美化活動により地域を愛する心をはぐくむことを目的に、30年以上続けられている伝統行事。通学地区ごとに分かれ、PTA役員や教師らとともにごみ拾い作業に汗を流した。
 交通量の多い国道148号沿線や塩の道街道、村内の公共施設周辺でごみを拾い集めていった。夏シーズンの観光客を美しい環境で迎えようと、根気よく作業が続けられ、生徒の地道な努力で周辺は見違えるほどきれいになった。同校が行う資源回収についてのチラシも各戸に配布し、協力を呼びかけた。
15周年記念事業を実施 大糸タイムス友の会総会


 本紙関係事業所や各団体などでつくる、大糸タイムス友の会(坂中正男会長)は11日、平成25年度定期総会を大町市大町温泉郷の黒部観光ホテルで開いた。友の会設立15周年を迎え、日帰り・1泊旅行と支援事業を記念事業として実施する。
児童会主体で企画運営 大町西小祭り楽しむ

 市立大町西小学校(梅牧力校長)はこのほど、児童会が主体となって企画運営する、児童会祭りを行った。
 なかよし学級ペアの親睦や、4年生以上では、所属する児童会委員会ごとで企画運営に携わり、一人ひとりが自分の役割を果たすことを学ぶ目的。7月と11月の年に2回行われている。児童らは、児童会祭りパンフレットを手に、体育館や図工室、視聴覚室などで行われているクイズやゲームなどを巡り楽しんでいた。
パーティーで友情確認 メンドシーノ訪問団とお別れ会

 大町市の姉妹都市・米国メンドシーノから来日していた相互交流の訪問団とのお別れ会は10日、美麻の青具ふれあいセンターで開いた。訪れた150人余の市民らとパーティーで歓談を楽しみ、最後の夜に別れを惜しんで友情を確認した。
 訪問団は、浴衣やはっぴに身を包み、縁日で夏祭り気分を満喫した。ともに製作した和太鼓などのプレゼントを受け取った。美麻の子どもたちとも打ち解けた様子で、仲良く食事を囲んだ。地元からは、源流美麻太鼓の演奏が贈られた。
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7月の一覧

2013年7月12日(金)付