祭り囃子で歓迎 大町温泉郷くろよんの夕べ

 くろよん建設50周年の節目に黒部ダムの麓大町市で宿泊客を歓迎する「くろよんの夕べ」は13日、大町温泉郷森林劇場で開いた。近づく若一王子神社の奉納祭を前に、宿泊客らに祭り囃子を披露した。
 大町舞台囃子保存会から、八日町・高見町・九日町の3町が参加。王子祭りの映像が流れる中で、けんか囃子や舞台囃子などの曲を披露。解説を交え、それぞれの特徴や共通点が浮かび上がった。
地域全域食育の場に 農作業小学生受け入れ
 松川村の細野集落営農組合(高田武組合長)作業場で15日、地元学校給食で使うタマネギの出荷に向けた作業が行われた。作業に追われる組合員に混じり、同組合の呼びかけに集まった地元小学生の姿があった。同組合は、農家の苦労を知ることで食に対する感謝や関心の高まりにつなげようと今月から小学生の農業体験受け入れを始めた。同組合の取り組みを足がかりに目指すは「地域全域『食育』の場」だ。
 同組合の小学生受け入れは、農業委員会などが村役場近くの圃場で平成18年から実施する農業体験学習「農業小学校」の取り組みを地域全域に拡大させたいと実施した。
外来種駆除に協力 ブラックバス釣り大会

 北安中部漁業協同組合(猿田勝文組合長)は14日、ブラックバス釣り大会を大町市の農具川で開いた。市民を中心に愛好家約20人が出場し、釣りを楽しみながら、川の生態系を脅かす外来種の駆除に協力した。
 参加者は平木崎から高瀬川との合流点まで約8・6`の川沿いに散らばり、水面に釣り糸をたらした。つり上げたブラックバスやブルーギルをびくに詰め、釣果を競い合った。
がんの実態について学ぶ 池田町公民館で学問所公開講座
 池田町公民館はこのほど、新池田学問所公開講座「みのり塾・こがね塾」共催講演会「涼しい肺がんのお話―肺がん練習帳―」を開いた。安曇総合病院外科総括部長兼呼吸器外科部長の花岡孝臣氏を講師に、がんの実態について学んだ。
 花岡氏は、肺がんを身近な病気と捉え、社会から肺がんの悲劇を1人でも減らすために、と前置きした上で、肺がん治療の現状や原因、治療法と予防策などについて、患者の事例を交えて分かりやすく説明した。
黒部ダム湖でかじ取り 海の日にガルベ子ども船長
 日本を囲む海洋資源に感謝する祝日「海の日」の15日、標高1450bの黒部ダムのダム湖遊覧船「ガルベ」では、「ちびっこキャプテン」体験クルーズを初めて実施。船舶に関する関心と自然の水の恵みへの感謝につながるよう、天空のダム湖で普段触れられない船業を体験した。
 ガルベは平成12年に就航し、ことしで60万人に届く観光客を乗せて運行している遊覧船。ダム湖から見上げるダムの雄姿や豊かな自然に触れられる。同催しは「くろよん50周年」を記念し、海の日に海事関係の体験をしてもらうことで、ダム建設の偉業と自然の豊さに触れてもらおうと初めて企画した。公募抽選制をとり、定員の5倍の応募がある好評ぶり。夏休み期間中の8月18日にも実施する。
「アベノミクス」影響学ぶ 八十二銀行大町が講演会

 大町市の八十二銀行大町支店はこのほど、同銀行創立82周年を記念し、地域経済の発展を目指す講演会を大町商工会館で開いた。市内事業所などから約70人が参加し、長野経済研究所調査部長の小澤吉則さんを講師に、国の経済政策「アベノミクス」による影響を考えた。
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7月の一覧

2013年7月16日(火)付