美しい高山植物花の競演 白馬Alps花三昧 八方尾根自然研究路見ごろ

 白馬村と小谷村で展開中の夏の一大イベント「白馬Alps花三昧」の会場の一つ、八方尾根自然研究路が夏本番を迎えた。ダイナミックな山岳風景の中で、美しく咲く高山植物の花々の競演が、訪れる人の目を楽しませている。
 ゴンドラ・アルペンクワッドリフトを乗り継いだ、黒菱平から八方池までの区間は、特殊な地質が織り成す希少な植物の宝庫。厳しい寒さに耐え、通常の山岳で見られる高山植物の数よりはるかに多い、約350種の貴重な高山植物を観賞することができる。

太陽光発電「地元のために」 大町の金森建設が開所

 大町市の金森建設(金森次郎社長)が設置したソーラーカナモリが建設を進めていた、北アルプス太陽光発電所の開所式は19日、同市平借馬の現地で開かれ、大町市で初めての大規模太陽光発電事業(メガソーラー)の完成を祝った。同日から発電、中部電力に全量売電を開始した。
 建設場所はJA中部営農センター西で敷地面積3万4000平方b。太陽電池枚数は7920枚、発電能力は1980`h。総事業費は約6億円で、初年度は約8300万円の収入を見込んでいる。
「てるみん・ふーみん音頭」 27日 池田あっぱれで初披露

 第29回池田ふるさと祭り「あっぱれ」は27日午後2時から、池田町役場駐車場を会場に開かれる。ステージ出演する県内出身者らが所属するアイドルグループ「オトメ☆コーポレーション」プロデュースの「てるみん・ふーみん音頭」の初披露など池田の夏を盛り上げる。町観光協会などは多くの参加を呼びかけている。
 同町にはこれまで「池田ふるさと音頭」と「サンバてるてる」の2曲があったが、30回の節目を迎える来年に向け新曲制作に乗り出した。スローテンポで、子どもからお年寄りまで歌って踊れる仕上がりになったようだ。午後6時を予定する「オトメ☆コーポレーション」ライブステージ内で披露される。
自転車マナー守って 交通安全やまびこ運動始まる
 「夏の交通安全やまびこ運動」は19日、全県一斉に始まった。大町市の平地区交通安全協会(中村博郎会長)は夏休みを控えた子どもの事故防止を図ろうと、大町北小学校で同校交通少年団による啓発活動を行い、児童に自転車の安全利用などを呼び掛けた。
 活動には4〜6年生でつくる少年団や地区安協、大町署、学校などから約20人が参加。トレードマークの黄緑色の制服やかっぱに身を包んだ団員が朝から昇降口に並び、登校する仲間たちにポケットティッシュやチラシを配った。
 中村会長は「正しい交通マナーで自転車に乗り、交通事故に遭わないよう、楽しく夏休みを過ごしてほしい」と話した。
ダム建設の歴史触れる 節目記念し「黒部の物語」展
 黒部ダム建設50周年の節目を記念し、特別記念展「黒部の物語〜人・使命・情熱〜」が20日から、黒部ダム新展望広場特設会場で催される。ダムを間近に仰ぐ特設会場で、ダム建設の歴史を振り返り、世紀の偉業をなしとげた「くろよんスピリット」に触れる。公開前日の19日、報道関係者に内覧会で公開された。
 同展示はくろよん50周年記念事業の黒部ダムエリアの目玉。かつて遊覧船を格納していた高さ7b・幅6b・奥行き32bの通路を活用し、ダム建設における工事の苦労や人々の証言を写真や映像、インタビューなどで掘り下げる。

 入場無料(関電トロリーバス乗車料金別)。8月31日まで、午前9時から午後4時まで。問い合わせは同実行委電話0261-23-5964まで。
生活、介護しやすい施設 北ア広域連合 鹿島荘改築しゅん工式
 北アルプス広域連合(連合長=牛越徹大町市長)は19日、大町市大新田町の養護老人ホーム・鹿島荘の改築工事のしゅん工式を同施設食堂で開いた。生活しやすく介護しやすい施設として全面改築が完成した。
 新施設は鉄筋コンクリート平屋建て。これまでの2人部屋から全居室を個室化し、ショートステイとあわせ56室を備え、延べ床面積は約2860平方bと旧施設の約1・7倍。断熱性にすぐれた構造と床暖房設備で快適な施設となった。広くなった食堂・集会場には、鹿島槍と爺ケ岳を描いたステンドグラスが飾られている。
 スプリンクラーの設置や、寝たきりのまま入浴できる特殊浴室など、現在の介護事情に合った施設とする。総事業費は9億1346万円。
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2013年7月20日(土)付