塩の道の歴史に触れる 大町糸魚川市議連絡協が研修
 大町市と糸魚川市の市議が交流する糸魚川・大町二市議会議員連絡協議会は24日、大町市で開いた。若一王子祭りを前に、地域の建物や祭りを学び、塩の道でつながっていた大町市の歴史に触れた。
 糸魚川市議は大町市議の案内で、塩の道ちょうじややわちがい、市野屋商店などを歩いて巡り、市内の歴史ある建物と街並みに触れた。研修会では、大町舞台囃子(ばやし)保存会の朝野豊和氏を講師に学んだ。大町市の若一王子祭りでは子ども流鏑馬(やぶさめ)や舞台巡行、糸魚川市の白山神社や天津神社などで舞楽の伝統があるとし、「祭り」と「防災訓練」の共通点に触れ、役割に沿って地域社会をまとめる先人の知恵を祭りの中に見た。
開校140年節目祝う 白馬南小で記念式典
 白馬南小学校(山ア吉彦校長)で25日、学校創立140周年記念式典が開かれた。児童や教育関係者、周辺住民ら約170人が、地域の人材育成を支え続けた学びやの節目を祝った。
 同校は明治7年、当時の佐野、沢渡、飯田、飯森各村にできた学校が起源。神城村への合併に伴い、神城尋常高等小学校として生まれ変わった。神城、北城両村が昭和31年、合併により白馬村となったのを機に、白馬村立神城小学校となり、39年に現在の白馬南小学校に改称した。
 式典では同校PTAや村の助成により新調された校旗をお披露目。ヤチダモをモチーフにした校章を、金糸で中央に織り込んだ旗が公開された。校歌とともに歌い継がれてきた「神城」を音楽班の児童が披露し、花を添えた。
夏休みに胸膨らませ 大北の小中校終業式ピーク

 大北の小中学校は25日、1学期の終業式がピークを迎えた。通知表を受け取った子どもたちは、期待に胸を膨らませながら約1か月の夏休みに入る。
 大町市の大町南小学校では、耐震工事のため利用できない体育館に代わり、プレイルームに全校児童351人が集まり式が行われた。学習発表で3年生は、初めて習ったリコーダーや習字などを披露し「初めてだらけの3年生。ワクワクした1学期。2学期も何が待っているか楽しみです」とまとめた。
陸ワサビ栽培に手応え 松川村 生産組合が初収穫
 北アルプス山麓わさび生産組合(佐々木秀夫組合長)が中心となり、昨年から大北各所で栽培が始まった陸(おか)ワサビ。松川村川西の林間を活用した甲斐澤治子さんのほ場で23日、組合員のトップを切って初収穫作業が行われた。一面に広がった陸ワサビの大きな葉に「1年目にしては上々の出来では」と手応えを感じていた。
 作業には佐々木組合長らも参加。50aほどにまで伸びた陸ワサビを丁寧に土のなかから掘り起こしていった。しっかりとした根も付き、虫による被害もほとんどない状況に安堵(あんど)の表情を浮かべていた。
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7月の一覧
青空市で交流の輪 白馬で「ぷち・ばざーる」
 白馬村和田野のラ・ネージュ本館とガーデン・沿道を会場にこのほど、「和田野の森ぷち・ばざーる」(同実行委員会主催、松澤雅世代表)が開かれた。女性有志が主体となって、観光客らに白馬の優れた土産物や観光場所を知ってもらおうと、地域に根ざしたさまざまなグループの活動を紹介する青空市。
 ラ・ネージュ本館の洗練されたオープンガーデンには、朝採りの新鮮野菜や花や野菜の苗、手づくり菓子、木工品、衣料品、雑貨などこだわりの品々がずらりと並んだ。観光客らは出店者と直接対話しながら楽しく買い物をし、交流の輪を広げ、にぎわいを創出するイベントとなった。
行楽シーズン安全運転を 小谷の国道で街頭啓発
 県交通安全運動推進北安曇地方部は「夏の交通安全やまびこ運動」期間中の23日、交通指導所を小谷村下里瀬の国道148号で開設した。関係団体の職員らが交通量が多い物流の要所で、トラックなどのドライバーにチラシを配り、安全運転を呼び掛けた。
 指導所には県や村、大町署、村交通安全協会などから約20人が参加。のぼり旗を立てた沿道の退避所に車両を誘導し、「交通安全運動期間中です」と呼びかけながら、シートベルトの着用や飲酒運転の撲滅、歩行者への注意などを訴えた。

2013年7月26日(金)付