美しい字 成果筆に込め 大町で学生席書決勝大会
 全国書写書道教育振興会主催・第37回全国学生書写書道展の席書決勝大会・長野県地区大会が31日、大町市の西公園体育館で開かれた。県内の予選を勝ち抜いた小学1年生から高校3年生まで80人が、美しい字を書くために積み重ねた練習の成果を筆に込めた。
 参加した子どもたちは20分という限られた時間の中で真剣なまなざしで紙に向かい、楷書や行書など学年ごとの課題文字に筆を走らせた。最後に完成した作品を保護者らに披露し、拍手を受けていた。
 同大会は、学年ごとに書の美しさの全国一を決める大会。作品は席書・公募を合わせ1万数千点が集まり、9月3日に東京都で開かれる中央審査会で審査され、各学年の1位が決まる。
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8月の一覧
カイザー1日開店 清水さん夫妻が受け継ぐ
 大町市俵町の飲食店「カイザー」は1日、リニューアルオープンする。2代目マスターの清水康博さんと宏子さん夫妻=写真=が、先代から味とサービスを受け継ぎ、ファンに親しまれた店舗の再出発を図る。
 康博さんは神戸市出身。北アルプスへのあこがれから、白馬などの山小屋に勤めた経験を持つ。宏子さんの出身地・大町市へのアイターンを希望し、東京都内の病院の調理師を辞め先代に弟子入り、店舗を継いだ。「これまでのファンを裏切らない料理を提供したい。『カイザー』のイメージを守りつつ、新しい事にも挑戦できたら」と話す。
 同店はアットホームな雰囲気とボリュームがある料理が特徴。名物のシカ肉料理をはじめ、カレーやハンバーグなど、人気メニューも健在だ。
手作り紙芝居で防火啓発 松川の女性消防団員3日披露

 松川村女性消防団員手作りの防火啓発オリジナル紙芝居が完成した。女性ならではの消防団活動として制作に乗り出し2か月ほどで仕上げた。タイトルは「火あそびはかじのもと」。リスやキツネなど動物をモチーフに、誰もが親しめる分かりやすい内容となっている。3日の松川ふるさと祭り会場で初披露される。
さわやかに楽しく 白馬村 里山ノルウオーク
 白馬村の白馬総合型地域スポーツクラブと村体育協会が本年度前期の健康スポーツプログラムとして展開している、「里山ノルディックウオーク」がこのほど最終回を迎えた。白馬村近隣でウオーキングを目的に、約4時間という歩きごたえのある距離を、さわやかに楽しく歩く企画。
 最終回は来年度に総合型地域スポーツクラブの発足を予定している、池田町のスポーツ愛好家にも参加を呼びかけ、共同で実施。多くの参加があり、真夏の白馬の自然のもと、和気あいあいとウオーキングを楽しんだ。
夏休みに昆虫研究 大町児童センターで教室
 大町市児童センター(若林きみ子所長)は30日、夏休み特別企画として、同施設内で昆虫教室を開いた。市内の小学生33人が参加。市立大町山岳博物館の清水博文学芸員を講師に、昆虫の生態などに理解を深め、クワガタやカブトムシなど、樹液を好む昆虫のためのエサ作りを体験した。
 ホワイトボードに子どもたちが書いた昆虫の名前を元に、清水さんが、それぞれの虫が好む生息場所やエサの摂取方法などをわかりやすく解説。子どもたちは積極的に発言をしながら、虫の話に耳を傾けていた。
信州黄金シャモおいしいね しろうま保に振る舞い
 県のブランド鶏「信州黄金シャモ」の生産者2人が30日、白馬村のしろうま保育園で、園児に鶏肉を振る舞った。多くの観光客が訪れる地域の子どもたちに、味わいながら特産品の魅力を知ってもらおうと企画した。
 訪れたのは大町市の松下豊弘さんと飯田市の佐々木由幸さん。生産者でつくる信州黄金シャモ振興協議会が縁で普及活動に乗り出し、数年前から県内各地で振る舞いを行っている。
 園では松下さんが生産、佐々木さんが加工したつくねや手羽を串に刺し、炭火で焼いて提供。園児が焼きたてをほおばりながら、「いいにおい」「おいしい」と笑顔を浮かべていた。
 松下さんは「まだまだ知名度が低い黄金シャモ。味には自信がある。多くの住民に知ってもらえれば」と話した。

2013年8月1日(木)付