信濃木崎夏期大学が開講 一線の講師に学ぶ 大町市平の木崎湖畔で(財)信濃通俗大学(青山善充理事長)が開く「信濃木崎夏期大学」が1日、信濃公堂で97回目を迎える本年度の講義を開講した。日本に誇る生涯学習の場として、自然・人文・社会科学などさまざまな分野で一線の講師に学ぶ。9日まで。 初日にはあいにくの雨の中、約200人が訪れ、開講式が行われた。早稲田大学文学学術院の大高保二郎教授が、「ピカソ・芸術家の誕生」と題し、二十世紀の芸術家を代表するパブロ・ピカソの創造の軌跡をたどった。 同大学は日本初の夏期大学として大正6年に創立され、97回目の今回まで毎年欠かさず続いてきた。 |
みどりの少年団炭焼き体験 みどりの少年団大北地区協議会は30日、管内少年団による交流会を小谷村中土の炭焼き体験施設「おらが里」で開いた。8小学校の団員約140人が、かつて住民生活を支えた炭焼きを通じて、森林のはたらきや資源に理解を深めた。 団員たちは施設スタッフの指導で、炭焼き窯への原木の搬入や炭の窯出しを体験し、バイオマスエネルギーの働きを学習。炭の香りが充満した窯の中に、両手に重そうに抱えた木材を運び込み、木炭の生産過程を理解した。 |
白馬高存続へ団結 同窓会が総決起大会 白馬高校同窓会(松沢宗昭会長)は31日、同窓生を対象にした「白馬高校存続総決起大会」を白馬村のウイング21で開いた。少子化の影響などで母校の存続が危ぶまれるなか、白馬、小谷両村から約220人が参加し、生徒の確保や観光学科導入の実現に向け、団結を確認した。 大会では高校存続に向けた対策を話し合う、魅力づくり検討委員会委員長の宮澤敏文県議が経過を報告。地域のニーズが高く、全国募集が可能な観光学科導入のために、「住民の熱意が必要」と理解を求めた。 白馬高によると、同校は全校生徒数が平成元年度の397人から減少を続け、本年度は155人と県教育委員会が定める高校再編基準を下回っている。2年連続した場合に対象となるため、生徒の確保が急がれる。 松沢会長は「白馬高校始まって以来の最大の危機。来年度、基準を超える生徒を確保し、乗り切りたい」と述べた。 |
扇沢駅でトロバースデー チビッコ一日駅長体験 関電トンネルトロリーバス扇沢駅などで1日、トロリーバス事業の誕生日、トロバースデーを祝って、市内の小学生によるチビッコ一日駅長イベントが実施された。制服姿の大町南小2年生の牧野心音ちゃん、藤巻美咲ちゃん、浅野朱羽君、馬上太一君の4人が、黒四管理事務所の吉藤学所長から委嘱状を受け取り、出発業務など駅長の仕事を体験した。 運転席などでの記念撮影の後、4台のトロリーバスを見送り、「お客さんが大勢でびっくりした」とはにかんだ笑顔を見せていた。 到着業務や改札での絵葉書の配布なども体験。黒部ダム駅でも同様の業務を行い、道行く観光客から「かわいい駅長さん」「かっこいい」など掛け声がかかっていた。 |
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松川村男性が長寿日本一 男性の平均寿命が82・2歳で長寿日本一に輝いた松川村。平林明人村長は「うれしいこと。長く維持できるよう取り組んでいきたい」とさらなる長寿のむらづくりを見据える。 厚生労働省は31日、全国約1900市区町村を対象に行った平均寿命の調査結果を発表、同村の男性平均寿命が全国で1位となった。 平林村長や村福祉課などは「農業を中心に仕事をしている高齢者が多いことがこの結果につながったのでは」と分析する。2010年の世界農林業センサスによると、松川村の60歳以上の農業従事者構成比は、全国平均の74lを大きく上回る83lだ。 村福祉課は「元気な高齢者をいかに増やすか」を主眼に、検診の推進や健康講話の実施など、高齢者福祉のさらなる充実を進めている。 |
広島に千羽鶴平和願う 大町南小児童クラブJAに託す 広島市の平和記念公園に献呈する千羽鶴づくりを進めていた大町市常盤のJA大北ときわ支所で30日、折り鶴の受託式があった。千羽鶴づくりに協力した大町南小児童クラブの児童ら約40人が同支所を訪れ、千羽鶴をJAの西山隆芳組合長に手渡した。 千羽鶴づくりは10年目。ときわ支所職員が、隣接する三世代交流施設・大町市ふれあいプラザを利用する児童や高齢者との交流として始まり、平和への思いを共有している。 今年は同JA14支所の金融窓口と、同児童クラブを含む大町市ふれあいプラザ利用者などから昨年を2000羽上回る約7000羽が集まった。 |
2013年8月2日(金)付