2013年８月３日付

広島平和式典に参列　松川中生徒会平林村長に報告

　広島に原爆が投下された８月６日、広島市の平和記念公園で行われる記念平和式典に参列する松川村の松川中学校3年生が1日、村役場を訪れ平林明人村長に報告した。取り組みは、村の人材育成推進事業の一環として５年前から始まり、生徒会役員を毎年派遣している。
　参加する生徒は、宮坂哲朗君、宮澤一貴君、奥原夏穂さん、柏原美空さの4人。社会科の授業や生徒会活動をきっかけに、同式典への参加を希望した。それぞれの思いを胸に、式典に合わせて全校生徒が折った千羽鶴を携えて参列する。

“聖地”でキャラと撮影　まちナビおおまちに新機能
　アニメの聖地として知られる大町市木崎湖を中心に１日から、市の提供するスマートフォン用ＡＲナビアプリ「まちナビおおまち」の新機能・「おねがい☆記念写真」の提供が始まった。アニメ等のキャラクターと、実際の風景や人物を一緒に写真に収めることができる機能。その場所でしか撮影できない記念の画像を撮影できる新しい試みで、県内でも初めてという。
　今回登録されたのは、アニメ「おねがいティーチャー」シリーズの作中に登場した木崎湖キャンプ場の桟橋やＹショップニシ、木崎湖を一望する小熊山山頂、玄関口のゆ～ぷる木崎湖など。ファンらの声を聞き、印象的な場所やキャラクターを選定した。今後、順次撮影スポットを増やしていく予定だ。
　ナビを起動しそれぞれの場所を訪れると、画面左下にカメラのアイコンが表示され、画面内に表示されるキャラクターを含めてカメラ機能で撮影できる。作中場面の再現や、人物が一緒に収まり記念撮影を楽しめる。

みみずくの湯リニューアル　白馬茶屋もさらに充実
　改装のため休館していた白馬八方温泉みみずくの湯が１日からリニューアルオープン。運営する八方尾根開発では「ご不便をおかけいたしましたがより気持ちよくご入浴いただける施設になりました」と、多くの来館を呼びかけている。
　同施設は白馬八方温泉の公衆浴場の一つ。泉質は透明な単純泉でアルカリ度が高く「美人の湯」として評判のかけ流しの温泉。内風呂・露天風呂からの白馬三山の眺望が素晴らしいことで人気が高く、観光客や地元客ら年間10万人を超える利用者でにぎわう。老朽化が進んだことから、改装工事に取り掛かっていた。
　工事では浴室の天井材をヒノキで張り替え、露天風呂や内風呂の洗い場を充実、女性の脱衣所を広く使いやすくし、ヒノキの香る明るく温かい雰囲気の施設に生まれ変わった。

ダム建設生の声冊子に　おおまちラボ「くろよんスピリッツ」
　大町市内で地域の活性化を目指して勉強会を重ねている「大町活性化研究会おおまちラボラトリ」は２日、冊子「くろよんスピリッツ黒部ダムとおおまちのお話」の完成を披露した。50周年の黒部ダム建設に関わった市民から生の声を集め、そこに込められた思いを探ったインタビューを冊子にまとめた。
　「若い人に当時の人の思いを伝えたい」と願いを込める。
　同冊子は、その都市に住む住民が持つ町への愛着や誇り「シビックプライド」の観点から、近年の大町の発展の礎となった黒部ダム建設に着目。当時の人々の熱意を「くろよんスピリッツ」として、体験談を集めた。

お祭り気分楽しんで　大町図書館職員が浴衣姿

　大町市中央通り商店街で行われる大町ゆかたまつりの開催にあわせて２日、市立大町図書館の職員が浴衣で業務を行った。涼やかな浴衣姿の女性職員らが、貸し出しカウンターに立ち、祭りムードを盛り上げた。
　七夕飾りなどで彩られた館内と、色鮮やかな浴衣姿に利用者らは思わず足を止めていた。本の返却に来ていた女性が、携帯電話のカメラ機能を使って、撮影をお願いする場面も。

中部電気保安協会　安全利用や節電啓発

　大町市の中部電気保安協会大町営業所は２日、「電気使用安全月間」（8月１日～31日）にあわせた啓発活動を、ＪＲ信濃大町駅前で行った。職員が通勤通学客らにうちわを配りながら、電気設備の安全利用や節電を呼び掛けた。
　同営業所によると、７月から９月は、暑さによる集中力の低下や作業中の発汗量増加などによって、感電事故が増加する。事故防止を図るため、ぬれた手でコンセントにふれない、家電製品のアースを必ずつけるなど注意が必要という。