信州の自然親子で体験 大町被災地住民に「夏の保養」
 大町市のアースデイおおまち実行委員会は、原発事故のあった福島県や周辺地域に住む子どもたちと保護者を対象に、信州の自然の中でのびのびと過ごしてもらう「子どもキャンプ」と「親子保養ステイ」の2本立てのプログラム「夏の保養プロジェクト」を実施した。
 平高瀬の「千年の森自然学校」で4日まで行った5日間の「子どもキャンプ」は、福島県の小・中学生を中心に、地元の子どもたちも交えて45人が参加した。期間中、大町病院の協力で甲状腺の検査も行った。
 子どもたちはグループに分かれて、沢登りや岩登り、まき割りや火おこし、野外調理など、森での生活を満喫した。各自、森の中で見つけた動物のフンや木の実、昆虫などを図鑑で調べたり、スタッフに教えてもらいながら、理解を深めていた。

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老若男が頭脳戦展開 大町公民館 北ア囲碁将棋夏季大会
 大町市の大町公民館(高橋真由美館長)は4日、恒例の「北アルプス囲碁将棋夏季大会」を開いた。大町市を中心に中信地区から出場した約50人が伝統の対局を通じて、愛好者同士の交流を深めた。
 出場者は囲碁と将棋それぞれで、有段者のA級と一般のB級の2部門に分かれ優勝を目指した。囲碁では同じ勝率の出場者同士が対戦し続ける「スイス方式」で試合を行い、老若男女が垣根なく激しい頭脳戦を展開した。
 高橋館長は「子どもからお年寄りまで、誰もが参加できる交流。大会を通じて地域への普及が進めば」と話した。
68連3000人 市民の熱気 大町やまびこまつり
 大町市恒例の第35回大町やまびこまつりが3日、市内中央通りを主会場に行われた。68連総勢約3000人による「やまびこおどり」など、市民の熱気が大町の夏を盛り上げた。
 ことしは事業所や学校などの仲間でつくる踊り連が、「やまこび音頭」にのせて、元気に腕を振り上げた。黒部ダム完成50周年を記念したマスコットキャラクターの「くろにょん」も応援に駆け付け、会場を盛り上げた。



松川ふるさと祭り 会場で長寿の村PR
 第31回松川ふるさと祭り会場では、村男性の平均寿命が82・2歳で長寿日本一になったことを受け、村職員有志がオリジナルTシャツを着て参加し、訪れた観光客らに長寿の村をPRした。
 Tシャツには日本一の文字などプリントが施され、注目を集めていた。今後は、PR看板の設置なども予定している。村は「すばらしい環境や安心安全な食など、長寿の住みよい村を発信していきたい」としている。
 平均寿命のまとめは、全国約1900市区町村を対象に厚生労働省が実施し31日に公表した。



個性あふれる庭観察 オープンガーデンオブ信州 白馬で集い
 長野県を中心とした花と庭を通じて交流する愛好家組織「オープンガーデンオブ信州」(稲葉典子会長)はこのほど、白馬村で「白馬のガーデン巡り&ガレットを楽しむ集い」を開いた。同会は「花と緑で信州を美しく彩ろう」を合言葉に愛好家が集い、花の知識を学びながら庭造りを行い、自宅の庭を公開しあう活動を展開。ことしで10周年の節目を迎えた。
 同会の活動に賛同した白馬村の愛好家らが新たに加入したことから、広域による花とのふれあいを目的としたフラワーツーリズムの輪を広げようと、10周年記念特別企画として白馬での交流会を企画した。

2013年8月6日(火)付


ものづくり企業に興味を 大町小学生が昭電工場見学
 大町市産業立地戦略室は5日、市内小学生を対象とした工場見学会の本年度初回を開いた。昭和電工など、市を代表する製造業の仕事ぶりを見学し、ものづくりへの関心と地元産業への愛着を育てた。
 ことし80周年を迎える昭和電工大町事業所では、日本初のアルミ精錬を成し遂げ、現在は黒鉛電極を生産する有数の大工場と説明した。アルミ精錬や電極生産には大電力が必要で、同社では市近隣に3か所の水力発電所を持ち、まかなっている。同社は「この素晴らしい自然環境の恩恵を受けて事業所があります」と話していた。
 15組35人の親子が参加。工場内や発電施設を見学した。7日の2回目は、フジゲンとダスキンを見学する。
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8月の一覧
高瀬バレークラブ男子 池田町 県大会初優勝 北信越へ
 池田町の高瀬中学校男子バレー部員で構成する「高瀬バレーボールクラブ」の第5回北信越U14クラブチャンピオンシップ男子バレーボール大会出場の激励会が1日、池田町役場で行われた。
 地区予選を勝ち抜いた同チームは、先月行われた県予選大会で初優勝し、11日の北信越大会へ初出場する。日本一を目標に練習に励んできたという同チーム。キャプテンの松澤弘貴君は「きつい練習を頑張ってきた。みんな長身ではないけれど、粘ってつなげて決めていくチーム」と胸をはる。各選手は「練習の成果を発揮したい」「全力プレーで悔いの残らないように」と抱負を述べ、優勝に向けて意気込み十分な様子を見せた。
 勝山隆之町長は「県大会で優勝したことは町の誇り。3年生は後輩や自分自身のためにも、頑張っていい成績を残してほしい」と激励した。