遊休土地活用で350`h 大町市 松田乳業が太陽光発電
 大町市俵町の松田乳業(松田邦正社長)が建設していた太陽光発電所が完成し、8日から稼働を始めた。市内で大規模太陽光発電は金森建設の北アルプス太陽光発電所に次ぎ2か所目。遊休土地を活用して、環境にやさしいとされる自然エネルギーを供給する。
 同施設は発電容量351・10`h、年間で一般家庭約70世帯分の年間消費電力量相当を発電する見通し。
 積雪地の大町にふさわしい設置角度を探るため、試験的に20度と30度の2種の角度で約20`h分の発電パネルを2月に建設。想定以上の効率を得られたことから、25度の設置角度で約330`hのパネルを増設した。
ダイナミックな空撮 池田かたせ 上條さん写真展

 池田町会染の手打そば「かたせ」で写真家の上條英雄さん(56)=塩尻市=の写真展「空からみた北アルプス」が31日まで開かれている。秋の北アルプスの山々をセスナ機から空撮したダイナミックな写真10点を展示している。
 航空写真は、約300b上空から時速約110`のスピードに伴う振動の中で、シャッターチャンスを逃さずに瞬時に被写体を捉える高度な技術が要求される。上條さんは近年、松本空港での撮影をきっかけに、航空写真を撮り始めた。

東向きヒマワリ評判 白馬村 丸山さん夫妻栽培

 白馬村八方の丸山勇太郎さん、尚美さん夫妻が、八方第5駐車場前の休耕田で育てているヒマワリが花を咲かせ始めた。常に東側を向いて道行く人を歓迎するかのような不思議な咲き具合が評判を呼んでいる。
 ヒマワリは大北地区農業振興推進協議会が推進している「北アルプスお日様ニコニコひまわりプロジェクト」事業に参加。休耕田にヒマワリを植え、景観作物として地域活性化につなげようと昨年から始めた。ことしは作付を大幅に増やし、約6eの広さの畑全体で育てている。

灯籠に慰霊の祈り込め 木崎湖温泉観光協が祭向け準備

 大町市の木崎湖で開かれる第71回花火大会と灯籠流しの「水と光と灯りの祭」に向けて、木崎湖温泉観光協会は8日、灯籠の準備を行った。盆供養や戦没者、遭難者に加え、東日本大震災の犠牲者を悼む慰霊の祈りを込めた。
 花火大会は戦前から続く伝統行事を近年有志が復活し、盆供養や安全祈願の願いを込めて実施。色とりどりの幕を木で作った枠に張った灯籠に、戦没者の供養やお年寄りの長寿を祝う言葉などのメッセージを書き、2000個を流す。

AEDの使い方知る 大町市老連が救命講習

 大町市老人クラブ連合会は6日、単位クラブ会長会向けの救急救命講習を大町市役所で行った。大町消防署員を講師に、心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)の使い方などを学んだ。
 講習では、応急措置の大まかな流れや心臓マッサージのための胸骨圧迫の方法などを指導。中でも心臓マッサージは重要で、救急車到着までに実施できるかどうかで生死にかかわると説明され、「救命を必要とするのは高齢者が多いが、その周りにいる手当てをできる人も同年代の人が多い。みなさんの年代こそ身につけてほしい」と呼び掛けた。
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8月の一覧

2013年8月10日(土)付