夏の風物詩 木崎湖花火大会 夜空を彩る光と音
 大町市の夏の風物詩、第71回木崎湖花火大会(大糸タイムスなど協賛)は15日、木崎湖畔で開いた。間近に上がる色とりどりのスターマインが雨上がりの夜空を照らした。
 当日はあいにくの夕立に見舞われたが、花火開始予定の午後8時には雨もやみ、空には月や星空が浮かんだ。各協賛スポンサーが託した花火が次々と上がり、静かな湖畔を光と音で彩った。
 開始前の雨天に悩まされながらも、約1万5000人の人出でにぎわった。
 予定されていた2500個の灯ろう流しは見合わせたが、同年に亡くなった人や東日本大震災・遭難者の慰霊の灯ろう約30個が湖に放たれた。
 木崎湖花火大会で、落雷の影響でフィナーレのナイアガラが開始前の午後6時半ころに着火してしまうハプニングがあった。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

8月の一覧
夏祭りで住民交流 大町平の借馬公民館
 大町市平の借馬公民館(海川一男館長)は16日、納涼夏祭り大会を地区内金山神社を主会場に開いた。子どもたちに、住民同士の交流や自然とのふれあいを通じて、地域に対する愛着を育んでもらおうと、魚の放流などを行った。
 神社では集まった小中学生約20人が強い日差しが照りつけるなか、周辺を流れる越荒沢にイワナを放流。冷たく澄んだ水中を泳ぐ魚影に向かって、「人間に釣られないで」「大きく育って」と呼び掛けていた。
 夏祭りでは借馬マレットゴルフ愛好会の指導で楽しむ子ども同士の試合や、流しそうめんなど多彩なイベントを開催。参加者が公民館から神社までのごみ拾いにも汗を流し、地域の環境保全に対する理解を深めた。
初の「安曇節」盆踊り 松川村の保存会 伝統文化継承に
 松川村に伝わる踊り「安曇節」の継承に取り組む、正調安曇節保存会(梨子田公雄会長)は14から16日まで、初めての大盆踊り会を村活性化施設セピア駐車場で開いた。踊り手が年々減少するなか、住民に村の伝統文化と気軽に親しんでもらおうと、年一回の免状交付式にあわせて開催した。
 安曇節は大正12年、村の医師だった榛葉太生さん(1883〜1962年)が中心となり制作し、安曇野平に伝わる民謡や詩をえりすぐって完成した。村の無形文化財にも指定される。
 15日は村商工会も協力し、会場を盛り上げようとビアガーデンを開店。家族連れなど多くの住民が来場し、保存会歌謡部と伴奏部の生演奏にのせた安曇節や、信濃松川ふるさと音頭などを踊って、楽しそうに腕を振り上げていた。
夏空に歓声再会喜び熱戦 小谷村体協が盆野球
 小谷村体育協会主催の盆野球が14日、村営千国崎グラウンドと小谷中学校グラウンドで開かれた。盆の帰省者も含め、村民が野球で交流を深めようと毎年行われている伝統行事。高校生チームなど若手の参加も年々増えているといい、ことしは村内各地区割で6チームを編成し、トーナメント形式で熱戦を繰り広げた。
 真夏の日差しが照りつけるなか、選手たちは久しぶりの再会を喜び合いながらふるさとの伝統行事を楽しんだ。ピッチャーの好投、みごとなグラブさばきのファインプレーや気合の入った打撃など、和やかな雰囲気ながらも見ごたえ十分の白熱した試合が続き、グラウンドには一日中選手たちの歓声が響いていた。
響く鳴子 躍動する演舞 YOSAKOI・花・白馬
 白馬村のお盆を盛り上げる3夜連続の夏祭りのフィナーレを飾る「YOSAKOI・花・白馬」(同実行委員会主催・大糸タイムスなど後援)が15日、JR白馬駅前広場で行われた。地元白馬のダンス教室のグループや中学生の部活仲間、幅広い世代の有志グループや信州大学のYOSAKOI祭りサークルなど、村内外から踊り自慢8チームが集結。途中ゲリラ豪雨に見舞われ、中止が危ぶまれるアクシデントもあったが踊り子の熱気は冷めることなく、熱気と祈りで雨を吹き飛ばし、みごとな演舞を繰り広げた。
 そろいの衣装を身にまとい、鳴子を軽快に響かせながら躍動する姿に、観客も大興奮。大きな拍手を送って盛り上げ、会場は笑顔と熱気に包まれた。

2013年8月17日(土)付