健全育成へ地域一丸 大町で青少年市民大会

 「心身ともに健やかで、たくましい青少年の育成」をスローガンに第29回大町市青少年育成市民大会が17日、サン・アルプス大町で開かれた。学校関係者ら約170人が参加、分科会など通じて地域一丸となった子どもたちの健全育成について考えた。
 同大会を主催する市青少年育成市民会議会長の牛越徹市長は、関係機関のさらなる連携を強調し「地域の将来を担う子どもたちのために何ができるか、どのような役割を果たしていくかを十分協議する機会にしてもらいたい」とあいさつした。
木崎湖中からきれいに 大町ボランティア清掃に汗
 NPO法人・長野県水辺環境保全研究会(長野市、長田健理事長)は17、18の両日、大町市木崎湖の清掃活動を行っている。県内外から集ったボランティアのダイバーら約40人が、豊かな水資源と自然の生態系を守ろうと、湖底や湖畔のごみ拾いに汗を流している。
 同NPOは水生生物の調査研究などに取り組み、活動の一環として2年前から木崎湖の整備に乗り出している。ことしは県の地域発元気づくり支援金事業の助成を得て、湖の南東部を中心に清掃を行った。
 初日は、ボンベを背負ったダイバーたちが、湖の外周を中心に水深10bまで潜り、空き瓶や空き缶など湖底に沈んだごみを引き揚げた。木崎湖漁業協同組合も合わせて湖岸の清掃を行い、ダイバーが回収したごみのボートでの運搬などに協力した。
 長田理事長は「山紫水明で知られる信州。湖を外観だけでなく中からきれいにし、生態系を守っていきたい」と話した。
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8月の一覧
平和への思い新た 白馬村神城で戦没者慰霊祭
 白馬村神城地区遺族会は16日、神城地区招魂碑で戦没者慰霊祭を行った。遺族ら多数が参列し、戦没者の霊を慰めた。
 招魂碑は昭和36年に旧神城村出身の戦死者の霊を祭るために遺族有志が建立。101柱の戦没者を祭り、毎年お盆に慰霊祭を行っている。遺族らは線香や花を手向け合掌しながら、平和への思いを新たにした。
 遺族の高齢化の影響もあり、追悼式の出席者は年々減少傾向で、ことし参列したのは3分の1ほどだった。戦後68年がたち、戦争を知る人たちが少なくなっていることから、遺族会では戦争の教訓を風化させないためにも、戦争体験者の証言を後世に伝える必要があると考え、体験を記録として残していきたいとしている。
グリム童話舞台楽しむ 大町の児童センターで上演
 大町市児童センター(若林きみ子所長)はこのほど、遊育研究所素劇舎(東京都・関矢幸雄代表)による、グリム童話を元にしたオリジナルのオペレッタ「歌う♪ブレーメンの音楽隊」を上演した。
 夏休み中の小中学生や幼稚園・保育園児、子育て支援センター利用の親子など100人近くが、シンプルな舞台装置から飛び出す、楽しいお話に心躍るひとときを過ごした。
 厚生労働省からの委託事業として、財団法人児童健全育成推進財団が行う、夏休み児童劇巡回事業。劇場へと様変わりした施設内プレイルームに7人の劇団員が登場し、カーテンや箱などの単純な舞台道具で表現されるさまざまな場面展開に、大人から子どもまでが引き込まれていた=写真。
地域との絆深める 白馬メディア夜祭り

 白馬村の介護老人保健施設「白馬メディア」でこのほど、恒例の納涼祭「天神原夜祭り」が開かれた。入所者やデイケア利用者と職員、多数の地域住民らが参加して、真夏の楽しいひとときを過ごした。
 前庭は祭りちょうちんで飾られ、手作り屋台が並んだ会場は祭りムード一色に。家族や職員が利用者を囲んで、出し物を楽しんだ。
夏の夜祭りにぎわう 白馬お盆中3か所で開催
 13日から15日までのお盆の3日間、白馬村のグリーンスポーツの森、八方、白馬駅前広場の3か所で夏祭りが開催された。観光客と地元住民が一つになって夏の夜のひとときを楽しもうという企画。初日の13日はグリーンスポーツの森で「第27回白馬の夏祭り」が開かれ、若者や家族連れなど多数が浴衣姿で来場してにぎわった。
 出店や熱気球を楽しむうちに、演奏会がスタート。八方太鼓や吹奏楽団「山の音楽家」の演奏披露、アフリカンミュージック&ダンスグループ「サブニュマ」のダンスなど、さまざまなイベントが行われ、熱気に包まれた。
 フィナーレの打ち上げ花火では、尺玉やスターマインなどが次々に打ち上げられ、夜空を彩った。来場者は拍手と歓声を上げながら見入っていた。
 祭りには白馬村のキャラクター、ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男V世が来場。観光客に大人気で、祭りの盛り上げと村のPRに一役買っていた。

2013年8月18日(日)付