かかし50体が選挙戦 池田の住民有志芙蓉祭り

 池田町堀之内地区の住民有志らによる「第4回かかし芙蓉(ふよう)祭り」が24日、フヨウが満開の同地区内の土手周辺で開かれた。「選挙」をテーマに、有志らが手作りした50体のかかしが熱くも静かな選挙戦を繰り広げ、訪れた人々の目を楽しませた。
 ことしで4年目を迎える同かかし村。任期満了を迎えた現村長に挑むかかし6体が立候補し、掲示板に張り出された。たすきをかけた各候補者が「かかしの住み良い村に」「一日一膳」などの公約を掲げ、見応えのある選挙戦を展開。投票会場も設置された。
華やかな舞い披露 大町の藤踊会ゆかた会
 大町市の日本舞踊教室「藤踊会(藤間賀壽葉主宰)」は25日、「ゆかた会」を同市白塩町の大町公民館分室講堂で開いた。ゆかた姿で日ごろのけいこの成果をさらい、来場者に披露した。
 主宰者の藤間さんが指導する池田町会染小学校の小学生を含む14組の弟子たちが出演。会染小の小学生は、入門して最初にけいこをする曲という長唄「七つになる子」を披露した。夏の暑い中に汗びっしょりになって練習したという、日本舞踊の基本となる手や足の動きを身に付けたようすを披露した。
大町病院で出前コンサート サイトウ・キネン・フェス合わせ
 松本市で開催中の2013サイトウ・キネン・フェスティバル松本に合わせ、大町市の市立大町総合病院で25日、特別出前コンサートが開かれた。出演者の若手音楽家が、患者らの前で一流の演奏を披露した。
 出演したのは、若手の中からオーディションで選ばれた、小澤征爾音楽塾メンバーのバイオリン2人、ヴィオラ、チェロの日本人と台湾人4人。弦楽四重奏で、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」やパッヘルベル「カノン」などクラシックの名曲や、滝廉太郎の「花」や「となりのトトロ」など、見事な演奏を披露した。
 患者や家族ら約150人が来場し、一流の演奏に酔いしれた。
親子でスズムシ捕り 松川クリスタルシンフォニー

 松川村で始まった「すずむしの里クリスタルシンフォニー」(観光協会主催)の一環として、恒例のスズムシ捕りが24日、安曇野ちひろ公園で行われた。小学生と保護者らが大勢参加し、秋の風物詩を楽しんだ。
 参加者は、鳴き声を頼りに敷地内のスズムシを懐中電灯で探し回り、「いたいた!」と声をあげながら、網やコップを使って素早く捕まえていた。毎年訪れているという親子連れは、「見つけにくくて大変」と言いながら、真剣にスズムシの姿を追っていた。
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8月の一覧
ランタンで幻想的な空間 ちひろ美 夕暮れミュージアム
 松川村の安曇野ちひろ美術館は24日、開館時間を延長した恒例の「夕暮れミュージアム」を開いた。趣向を凝らした催しや演出が行われ、訪れた大勢の人たちが秋の夜長を満喫した。
 美術館入り口へのアプローチには、地元の保育園児たちが絵を描いた紙袋にろうそくをともした約200個のランタンが連なり、幻想的な空間をつくりだした。
 安曇野市のグループ「安曇野まほらランタン」が、「子どもたちの健やかな成長を願って」と、ペットボトルと給食の廃油を使ったエコランタンを提供。貼り絵やスタンプなどで描かれた園児らのかわいらしい絵を浮かび上がらせた。
合唱美しいハーモニー 白馬夏の終りコンサート
 白馬村のウイング21で25日、「第24回白馬合唱祭・夏の終りコンサート」(大糸タイムスなど後援)が開かれた。本年度は県内外から初参加を含む21団体、400人余が集い、混声・男声・女声の、それぞれの持ち味を生かした美しいハーモニーを会場に響かせた。
 コンサートでは団体の代表と民俗・日本思想史家の田中欣一審査委員長の審査の総得点数の一番高かった団体が、再度ステージに立てる「ワンモアステージ」の栄誉を与えられた。参加者は最高賞をめざし、日ごろの練習の成果を発揮して心を一つに歌い、聴衆を魅了した。
 松川村出身の声楽家・田口太美さん、和田ひできさんによる、一流声楽家の特別演奏「日本の叙情歌いま・むかし」のステージもあり、レベルの高い歌声が感動を呼んだ。

2013年8月27日(火)付