狂拍子と奴唄奉納 小谷村中土 大宮諏訪神社で例大祭
 小谷村中土の大宮諏訪神社の例大祭が25日、神社境内で行われた。県の無形民俗文化財に指定されている伝統芸能の「狂拍子(くるんびょうし)」と、神への五穀豊穣祈願と社会風刺が盛り込まれた「奴(やっこ)唄」が奉納され、珍しい祭りを見ようと多くの人々でにぎわった。
 奴唄は、為政者に対し日々の不満を唄に込め、ハレの日の祭りの1日だけ、無礼講として披露することが許されたことから始まった地域の伝統芸能。歌詞は毎年地域住民が知恵を絞って決め、当日まで固く秘密とされている。
 ことしは1番に豪雪と猛暑、2番に限界集落の脱却を願う村おこしへの期待、3番に日本の景気回復への願いをこめた唄が披露された。
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8月の一覧
大町の大自然満喫 全国アウトドア愛好者集結
 北アルプス山麓をマウンテンバイクやトレッキング、泳ぎなどで巡る「アドベンチャーゲームス」が24、25の両日、大町市内で開かれた。全国各地から80人を超えるアウトドア愛好者が参加し、大北地域が誇る大自然を満喫した。
 3人一組となり、マウンテンバイク走行を主に東山でのトレッキング、青木湖でのライジャケスイムなどで争われた。市内商店街での買い物も得点に加算されるなど遊び心を織り交ぜたゲームに参加者の表情も柔らいでいた。
 同イベントはことしで14年目を迎える。大町の自然をこよなく愛する県外を中心としたアウトドア愛好者が実行委員会を組織し、開催している。他からの資金援助をたよりにせず、参加費のみで運営している。
魚放流とつかみ取り楽しむ 大町わっぱらんど園児招き催し
 青木湖・姫川・木崎湖・北安中部の大北漁業協同組合連絡協議会(猿田勝文会長)は26日、大町市平上原地区の親水公園「わっぱらんど」に市内の保育園児らを招き、魚の放流体験とつかみ取りイベントを行った。
 地域の特産である淡水魚に触れることで、子どもたちに自然とのかかわりの楽しさを体験してもらたいと昨年より実施。将来の消費拡大にもつなげるねらい。
 今年は、八坂のたけのこ保育園と相生町のかえで保育園から年長児18人が参加し、放流したニジマス300匹を追って歓声を上げた。
過去最多の25組出演  夢ふぁーむサマーフェス今週末に 松川村

 音楽で北アルプス山麓の夏を盛り上げよう―。夢ふぁーむサマーフェスティバル(同実行委員会主催)が31日と9月1日の2日間、松川村西原の観光農園夢ふぁーむ野外ステージで開かれる。12回目を迎えることしは、高校生バンドからオヤジバンドまで過去最多となる25組が出演する。出演者の多さから初めて2日間の開催。入場は無料。同実行委員会は多くの来場を呼びかけている。
のびやかな歌声披露 松川匠歌謡教室が発表会

 松川村匠歌謡教室(平林泉会長)の第5回歌謡発表会が24日、同村すずの音ホールで開かれた。同教室メンバーのほか、中信各地から約90人が出場し自慢ののどを披露した。
 ステージ上では、楽曲に合わせ着飾った出演者が、豊かな声量、のびやかな歌声を響かせ、会場から大きな拍手が沸きあがっていた。徳間ジャパン所属の演歌歌手・中山たかしさんのゲストステージもあり、盛り上がった。
非常時の避難や対応確認 池田町で地震防災総合訓練
 池田町は25日、平成25年度地震防災総合訓練を町内全域で開いた。防災の日を前に町民2000人余が参加、非常時の避難や対応を確かめた。
 午前7時に県北部が震源で町内の震度は5弱となる地震が発生した想定で、防災無線で避難を呼びかけた。招集された町職員は町役場内に災害対策本部を立ち上げ、情報の収集と対応にあたった。防災無線の臨時基地局の設置なども訓練した。
 町民は身近な一次避難場所や大規模公共施設に割り当てられた第二次避難場所に段階的に避難。最終的には一次避難所には2066人、二次避難場所には226人が避難した。消防団員は火災や土砂崩れなどへの対応や、女性団員による炊き出し訓練を行った。

2013年8月28日(水)付