2013年8月29日(木)付
糖度高く良質なブドウ 池田ヴィンヤードで収穫 ワイン用ブドウの栽培が盛んな池田町東山山麓で収穫作業が始まった。生産者たちは「凍霜害や猛暑などブドウ栽培にとって厳しい年となったが、糖度の高い良質なブドウになったのでは」と連日、汗を流している。 中之郷地区約12fの農園で作付けしているサッポロ安曇野池田ヴィンヤードは、2年目の収穫作業を迎えた。28日は白ワイン用ブドウのソーヴィニヨン・ブランの収穫行った。栽培責任者の田中亘さんらスタッフ7人で作業にあたり、炎天下、丁寧に房を切り取っていった。 同農園では赤、白合わせ6種のフランス系ブドウを栽培している。 ことしは昨年の約3倍の15dの収穫量を見込み、成木となる5年後には年間90dを目指す。収穫されたブドウは、山梨県勝沼にある自社ワイナリーで醸造され、来年以降、池田町産ワインとして販売される予定だ。 |
全国トップレベルの試合 白馬で大学女子ソフト大会 「HAKUBA CUP大学女子ソフトボール大会2013」が28日、白馬村で開幕した。インカレ出場校など強豪10校が優勝を目指し、全国トップレベルの白熱した試合を繰り広げている。 初日は天候に恵まれ、のだいらパノラマコートと北部グラウンドの2会場で、予選リーグ10試合が行われた。地域住民らも観戦に訪れ、打者の鋭い当たりにボールが大きな放物線を描くと、歓声が響いた。 大会はスポーツ競技を通じたグリーンシーズンの地域振興などを図ろうと始まり、ことしで5回目を数える。住民たちが開催を応援しようと、グラウンドの整備や設備の提供など、ボランティアに協力し、選手を迎えている。 |
中学生活初のキャンプ 小谷中1年生雨飾で 小谷村の小谷中学校1年生22人の学校キャンプが雨飾キャンプ場でこのほど行われた。初日は快晴だったが、2日目はあいにくの悪天候に見舞われ、残りの行事を学校内で実施。アクシデントはあったが、予定していたプログラムはすべて行うことができ、中学生活初の宿泊行事を楽しんだ。 初日は鎌池周辺でウオークラリーを行った。雨飾高原や小谷の自然にちなんだ問題を解き進めながら、仲間との団結力を養い、自然に親しんだ。夜は飯ごうでご飯を炊き、カレーやハヤシライスで夕食を味わい、キャンプファイア、肝試しと、小谷の夏を満喫した。 |
砂防ダムの働き知る 県犀川事務所八坂小で学習会 県犀川砂防事務所(小宮山善史所長)は26日、土砂災害の学習会を、大町市の八坂小学校で開いた。災害の発生が懸念される山間地域で、子どもたちに被害を避けるすべや砂防ダムの働きに、理解を深めてもらうねらいだ。 学習会は同校の防災学習にあわせ、全校児童約50人を対象に開催。県の担当者が「急に川の水が減少する」「川がにごる」といった土石流の前兆などを説明し、避難場所を普段から確認し、災害発生時には家族と一緒に逃げるよう呼びかけた。 会場には砂防ダムの有無によって、土石流が下流へ与える影響をみる実験装置も登場。模型の上に流した小石交じりの水が、一方で砂防ダムにせき止められ、もう一方でバスや家屋の模型を流す様子をみて、児童が驚きの声をあげていた。 |
伝統文化生かした観光振興を 松川で県政ティーミーティング 県政ティーミーティングが26日、松川村のすずの音ホールで開かれた。同村にまつわる民話や民謡を発信するグループ、有明山語りの会(綱島裕子会長)メンバーと阿部守一知事が懇談し、伝統文化を生かした観光振興策などについて語った。 メンバーはステージ上で民話を披露し、観光列車内での民話披露など同会のこれまでの取り組みを紹介。県外に向けたさらなる発信へ、協力を求めた。 阿部知事は「県民の文化活動を県政で組織的に応援したい。文化団体などネットワークづくりを進めたい」と話した。 |
小谷 冬の特産へ育苗数大幅増 「雪中甘藍」定植始まる 小谷村の各所で同村特産の越冬キャベツ「雪中甘藍(かんらん)」の定植作業が始まり、栽培農家が作業に汗を流している。 収穫期を真冬にあわせて育て、雪から掘り出して収穫される同村の冬の特産品。このため栽培の始まりは残暑厳しい今の時期に行われている。本年度は新たな生産農家も増えた。 このうち北小谷地区の「北小谷耕作組合」「李平耕作組合」、新たに栽培を始めた土谷地区では、今月下旬から定植作業に入った。昨年より大幅に育苗数を増やし、3か所で1万株余を定植。猛暑の続くなか、小さなポット苗を一つ一つマルチの穴に根気良く植えていった。 |
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