大町市 地震想定し連携強化 「防災の日」あわせ訓練

 大町市は31日、「防災の日」(9月1日)にあわせ、地震総合防災訓練を社地区のやしろ公園を主会場に開いた。地域の防災に対する連携強化と意識高揚を図ろうと、行政や企業、住民などが一体となった実践的な訓練を行った。
 訓練は糸魚川―静岡構造線を震源とする、震度5強と震度6強の揺れを相次いで観測したという想定で実施。公園に災害対策本部を設置し、約400人が初期消火や負傷者への対応、道路の復旧など多項目で実施した。
クマから子ども守れ 八坂 通学路8か所に鐘設置
 八坂地域づくり協議会(坂井欽吾会長)などは31日、地区内小中学校通学路沿線8か所にクマよけ鐘の設置作業を行った。住民ら約40人が参加し、クマ被害から子どもたちを守るため、通学路の安全確保に地域ぐるみで取り組んだ。県の元気づくり支援金を活用した。
 鐘は、切久保土林などクマの目撃情報が多い地点に設置。加工した鉄パイプの柱を地中にコンクリートで固定、真ちゅうの鐘をつるした。子どもたちの手が届く高さにひもをぶらさげた。
 八坂地域は、山間地に位置することから例年、クマの目撃情報は多い。ことしはすでに4件の情報が寄せられている。クマの被害に遭わないための学習会も開催してきた。
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9月の一覧
音楽の力で復興支援 松川の観光農園夢ふぁーむ サマーフェスきょうまで
 音楽で北アルプス山麓の夏を盛り上げよう―を掲げ、第12回夢ふぁーむサマーフェスティバル(同実行委員会主催・花岡実実行委員長)が8月31日と1日の2日間、松川村西原の観光農園夢ふぁーむTOYA野外ステージで開かれている。過去最多となる25組のアマチュアバンドが出演。多くの来場者でにぎわい、音楽を核とした地域振興や、東日本大震災の被災地の特産物販売による復興支援の輪が広がっている。
 涼しい風が渡る過ごしやすい陽気のなか、初日の開演を迎えた。来場者たちはビールや軽食を口にしながら、体を揺らすなどバンドのステージを楽しんでいた。
 同フェスは音楽を通じた地域活性化を目的に、中信各地のバンド仲間が実行委員会を立ち上げ開催している。
アイデアあふれるグラフ 大北統計コンクール 小中学生の作品を審査
 小谷村の多目的ホールで8月28日から3日間、大北管内の小中学生を対象に募集した「第49回大北統計グラフコンクール」(大北統計事務研究会主催、北安曇地方事務所、県統計協会北安曇支部後援)の作品が展示された。子どもたちに広く統計に親しんでもらい、統計グラフの作り方や表現技術を学ぶことなどを目的として、毎年実施している事業。
 29日は大北地域の5市町村代表と関係者による審査が行われ、学年ごとに設けた4部門ごとに優秀作品が決定した。金・銀・銅賞の受賞者は県が実施している「県統計グラフコンクール」の選考対象作品に決定。上位入賞に期待が寄せられている。
実力派アーティスト熱唱 大町 「カシマツリ」1日まで
 野外音楽イベント「カシマツリ」が8月31、1の両日、大町市の鹿島槍スポーツヴィレッジで開かれている。初日のヒップホップグループ「NOBODYKNOWS+」やアーティスト「SEAMO」などをはじめ、実力派アーティスト約60組が北アルプス山麓を歌で盛り上げ、多くの来場者でにぎわっている。
 豊かな自然の中でのイベントで地元を盛り上げようと、市内の若者らを中心に住民が実行委員会を立ち上げ運営。3回目のことし、家族連れなど音楽愛好家以外も楽しめるよう、会場内に隠されたボールを見つけ、豪華賞品が当たる「大人の宝探し」を企画した。

2013年9月1日(日)付


上一ライオンズ3連覇 大町市長杯ソフトボール大会
 第20回大町市長杯争奪ソフトボール大会(大町ソフトボール協会主催)がこのほど、昭和電工グラウンドや平運動場を会場に開かれ、常盤の上一ライオンズ(中村敏朗監督)が3連覇を果たした。全5試合のうち4試合で2ケタ得点するなど圧倒的な攻撃力を見せつけ優勝をつかんだ。
 同大会には、同協会に登録する46チームのうち20チームが出場、トーナメント戦で争った。順当に勝ち上がった上一ライオンズは、準々決勝と準決勝の2試合連続でサヨナラ勝ちするなど勝負強さも見せた。泉愛球との決勝でも打線が爆発し14対0で圧勝し、3年連続の栄冠をつかんだ。