2013年９月５日付

敬老の日前に長寿祝う　松川　第二分館が敬老会

　松川村鼠穴・南神戸地区合同の公民館第二分館第９回敬老会が８月31日、村すずむし荘で開かれた。同地区の75歳以上のお年寄り83人のうち37人が出席し、敬老の日を前に、長寿を祝った。
　参加者は豪華な会席料理に舌鼓を打ちながら親睦を深め、村の民謡クラブ「歌謡芸能コスモス」による舞台やカラオケで盛り上がった。

｢小谷野豚｣全国ブランドに　ＪＡ大北生産者が学習会と試食会
　ＪＡ大北養豚部会はこのほど、小谷村特産の放牧豚「小谷野豚」の生産農家を対象とした「小谷野豚枝肉学習会及び試食会」を開いた。生産意欲の高揚と飼育・管理能力の向上を目的に開催した。
　安曇野市三郷で精肉卸専門店を営む長屋公弘さん、啓徳さん親子から今年の小谷野豚の肉質評価を受け、同村でフレンチレストラン「ワインのある食卓」を営む花岡甲子夫さんの小谷野豚を用いた料理を試食。食味を検討した。

仁科氏の時代遺跡探る　大町高敷地内で発掘調査

　高校再編による大町新校への改築工事が行われている大町市南原町の大町高校敷地で、旧校舎跡地から見つかった遺跡の発掘調査が４日、始まった。新校舎建設までの間に、往時の暮らしをさぐり、記録を残す。
　調査範囲は解体された校舎跡を中心に約１０００平方㍍の広さで、表土を重機で取り除き、深さ１㍍を手作業で発掘する。県教育委員会の委託を受け、大町市文化財センターが調査を受け持つ。期間は約１か月間。

自転車で国体へ健闘誓う　白馬の大島さん村長表敬
　白馬村森上の自転車競技選手・大島理彦さんはこのほど、村役場を訪れ、第68回国民体育大会（東京都）出場を太田紘煕村長に報告した。ロードレースとトラックレースのケイリン２種目の県代表に選ばれ、「自然豊かな白馬は、練習場所として最適。地域に感謝し、上位に食らいつきたい」と健闘を誓った。
　大島さんは６年前、豊かな自然環境にあこがれて、名古屋市から移住。中学時代から自転車を愛好していたが、安曇野市でかつての国内トップ選手・大石一夫さんと出会い、師事しながら本格的に競技選手を志した。
　大町市常盤の特別養護老人ホーム・銀松苑に勤め、自宅と勤務先とを往復する約60㌔が練習コースだ。国体では29日に勾配がある１０１・１㌔で順位を競うロード、10月１～３日にコースを周回するケイリンに出場する。

仕事の大切さ実感　大町仁科台中生が職場体験
　大町市の仁科台中学校（矢口修校長）の２年生６クラス１８７人は４、５の両日、市内外の１００事業所を職場体験で訪問している。生徒はさまざまな職業に触れ、仕事の大切さを実感した。
　大糸タイムス社には４日、横澤友也君と一本木駿也君の２人が訪れ、取材から執筆、印刷まで新聞づくりの一連の流れを体験した。
　２人は、はなのき保育園や大町郵便局を訪ね、同じく実習中の級友を取材。職員らに交じって働く様子をカメラに収め、働いての感想を尋ねていた。

グリム童話演劇楽しむ　ＴＣアルプ　松川で公演
　松本市民芸術館専属の劇団ＴＣアルプと松川村公民館は、演劇「グリム童話」オムニバス上演「グリム　グリム　グリム」を31日、すずの音ホールで行った。80人以上が来場し、世界中で親しまれているグリム童話２作を楽しんだ。
　奇想天外なストーリーとコミカルな役者の演技に、子どもも大人も笑いが絶えない様子だった。机や椅子、楽器などの限られた道具を使い、趣向を凝らした演出で、終始観客を魅了した。
　同公民館は演劇を身近に感じてもらおうと、毎年同劇団による演劇やワークショップを開いている。