炭俵作り山村にふれる 小谷村中土で体験教室
 小谷村中土の農林業体験施設「中谷郷おらが里」(山本国弥代表)はこのほど、「ミニ炭俵作り」の体験教室を開いた。森林の持つ多面的機能と森林資源の循環利用について理解を深めてもらおうと初めて企画。
 多くの参加があり、昔ながらの山村の生活文化にふれながら、オリジナル作品作りに取り組んだ。
 参加者は山本さんの指導で、あらかじめ編まれた小型の俵に、炭を詰め込み、ひもで結わえて完成させる一連の工程を体験した。作業を進めるうちに要領も良くなり、思い思いの作品が完成。出来栄えに満足そうなようすで、笑顔を見せていた。
アヤメの草木染体験 大町一中 総合学習の一環で
 市立大町第一中学校の3年生は3日、同市大原の信濃大町草木染め研究会(猪又毅会長)の工房でアヤメの草木染を体験した。
 総合的な学習の一環として、アヤメの咲く農具川の清掃活動を行った生徒らが、農具川への理解をさらに深める目的で、歴史や環境、水質検査、文化などのテーマごとに数班に分かれ研究した。
 清掃時に、咲き終わったアヤメの花ガラ摘みを体験し、染色ができることに興味を持った6人の生徒が、猪又さんと、同会が事務局を置くNO法人地域づくり工房理事の太谷優子さんの指導で、アヤメの枯れ葉を使った草木染に挑戦した。
選りすぐり力作60点 池田 安曇野キルト公募展 北ア展望美術館
 「安曇野キルト公募展2013〜感性で紡ぐ、キルトの祭典〜」が池田町の北アルプス展望美術館(池田町立美術館)で16日まで開かれている。10年目を迎える公募展。全国から寄せられた個人・グループ作品の中から、選りすぐりの力作60点が一堂に並んだ。 
 昨年から審査制度を設け、制作者の暮らしぶりや感性などが生かされた作品を厳選。さらに審査員奨励賞や館長賞、企業賞などを選び紹介している。招待作家らの作品も併せて展示。
 古布や染め布・アンティーク生地などを縫い合わせ、タグやスパンコール、ボタンなどをあしらった作品や、リバーシブルの作品など、アイデアとバリエーションに富んだ立体感とインパクトのある力作ぞろい。展示開始とともに大勢の人が訪れ、緻密な手作業とキルトの迫力に圧倒されている。来館者は「きれい」「すごい!」と息をのみ、ひと針ひと針に見入っていた。
消費生活センター 特殊詐欺気を付けて ケーブルテレビで呼びかけ
 大町市市民課消費生活センターは8日まで、悪徳商法・特殊詐欺への注意を市営ケーブルテレビの自主放送番組「きらり☆ステーション」で呼び掛けている。
 市内や全国で悪徳商法や詐欺の被害、未遂が拡大している中で、狙われやすい高齢者や広く市民に呼びかけるために出演した。
 番組では、センターの職員がアナウンサーの質問に答え、健康食品の電話勧誘や劇場型投資詐欺など市内で確認された実例を紹介。「『自分は詐欺に引っかからない』という思い込みを捨て、1人で対応せず家族や消費生活センターと相談して」と呼び掛けている。
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9月の一覧
トマトソース新特産品に 池田町 味の伝承セミナー

 池田町味の伝承セミナー(北安曇農業改良普及センター主催)が3日、林中の多目的研修センターで開かれ、トマトを使った野菜ソースづくりが行われた。参加者たちは、販売に適さない規格外も含め野菜を余すところなく使用できる加工品に、町の新たな特産品としての可能性を感じていた。
 同セミナーは、年間を通じた食の実習の場。2年目を迎えたことしは約20人が参加し、郷土料理や地元食材を使った加工品づくりなどに取り組んでいる。

2013年9月6日(金)付