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9月の一覧
「だいじょうぶ」安否確認 大町神栄町で全戸にタオル配布
 東日本大震災のような大規模災害に備え、各地で地域社会の「共助」の意識が高まっている。大町市の神栄町自治会(寺島勝自治会長)では、災害時の安否確認の「だいじょうぶタオル」を地域住民全戸に配った。15日に開いた防災訓練では、自治会非加入の世帯もタオルの掲出に参加。地域全体の防災意識の向上につながっている。
 「だいじょうぶタオル」は、災害直後に玄関にタオルを掲げ、自分の無事を示すことで地域の効率的な安否確認につながる取り組み。戸外から安否がわかり、実際の確認は掲げていない家だけで済み、要援護者に手が届く。千葉県千葉市などで導入の事例がある。
 神栄町自治会では、目立つ黄色におおまぴょんのデザインをあしらい、親しみやすいオリジナルのタオルを制作。地域の自治体加入・非加入世帯合わせて約300軒に配布した。
 防災訓練時には、自治会未加入者も合わせて100軒以上が掲出し、各組長の安否確認作業がスムーズに進んだ。
観光大使鉄拳 大町PR 東京でキャンペーン
 大町市出身のお笑いタレントで、「信濃大町観光大使」の鉄拳(41)が15日、東京都の東武百貨店池袋店で秋の信濃大町観光キャンペーンに登場した。流行語を連発し、ふるさと大町をPRした。
 鉄拳は得意のイラストネタやトークで、建設50周年の黒部ダムの玄関口としての大町市や大町温泉郷、名産品のおざんざ、ご当地グルメの黒部ダムカレーなどを紹介。ドラマの決めぜりふ「倍返し」や五輪招致の「お・も・て・な・し」などの流行語を交え、会場を盛り上げた。黒部ダムのポスターをバックに、訪れた観客たちと記念写真に納まっていた。
 同じ吉本興業から「長野県住みます芸人」のこてつや、黒部ダムマスコットキャラクターのくろにょんも応援に駆け付けた。
 観光大使のキャンペーン参加は初。鉄拳は「大町のためにこれからも頑張りたい」と話していた。
工事からカジカ守る 大町の北陽建設 保護活動
 大町市社の北陽建設はこのほど、鹿島川の砂防工事現場に生息する、カジカの保護活動を行った。自然環境に配慮した工事で土砂災害から地域を守ろうと、川底の魚を保護し工事区域外に放流した。
 鹿島川では、川底をコンクリートで保護し、流れを緩やかにする「床固工」が行われている。社員と北安中部漁協組合員約20人が、工事のために流れをう回させ水量が減少した川底で、石をよけながら魚を探し、カジカや水たまりに取り残されたイワナを、バケツに保護していった。
 同社は堆積した土砂や流木の決壊による鉄砲水などを未然に防ぐため、工事流域の森林を施設の一部として活用した砂防林の整備を進めている。自然保護と地域の安全を両立した工事を図り、住民への啓発活動や魚の放流などの活動にも取り組んでいる。
地産地消の魅力PR 道の駅「夢白馬」で収穫祭
 白馬村神城の道の駅「夢白馬」で14日、「夢白馬ろまん市収穫祭」が開かれた。ろまん市は同施設に併設する農産物直売所。白馬村周辺で収穫された新鮮な農産物や花、果物、山菜や加工品などを季節に応じて販売している。収穫祭は生産者と販売者、消費者とのふれあいを目的に、秋の連休に合わせて開かれている。
 イベントでは地元の女性有志の手作りの漬物や菓子、天ぷらと豚汁などの振る舞いで来場者を歓迎。多数の観光客が早朝から訪れてにぎわった。手作りの自慢の料理に来場者は大喜び。「なかなか味わえない、おふくろの味に大感激」「どれもおいしくて楽しませてもらいました」などの感想が聞かれた。
 関係者は地元産の農産物や手作りの特産品で地産地消の魅力をピーアールするとともに、同村の観光案内も積極的に行い、行楽への関心を高めていた。

2013年9月19日(木)付

スポーツの秋歓声響く 白馬北、小谷小で運動会


 白馬村の白馬北小学校と小谷村の小谷小学校で14日、校内運動会が開かれた。秋晴れの下、グラウンドには児童たちの歓声が響きわたり、スポーツの秋本番を感じさせた。

福島の現状や問題点学ぶ 松川中3年が防災新聞作り
 松川村の松川中学校(小幡泰俊校長)では防災教育の一環として、3年生98人が防災新聞作りに取り組んでいる。東日本大震災を想定し、自然災害が起きた場合、自分の身を守るためにはどうすればいいのか、クラスやグループごとに情報収集を行っている。
 福島県地域の災害を調べている生徒らはこのほど、2011年の東日本大震災による福島第1原発事故で福島県から松本市へ避難してきた森永敦子さん(未来をつなぐ3・11信州代表)を招き、現状や問題点について学んだ。