年末年始イベント多彩 大北各地のスキー場にぎわう

 大北各地のスキー場で、年末年始にかけて年越しと新年を祝うイベントが開かれた。新年の幕開けをスキー場で迎えようと訪れた県内外の大勢のスキー客でにぎわった。
 このうち白馬村の白馬47スキー場では、元旦に「2014元日福々まつり」と題した、盛りだくさんのおめでたいイベントを展開した。早朝から多数のスキー客が訪れ、正月気分を満喫した。
新年勇壮な響岳太鼓の音響く 松川大和田神社で初打ち
 松川村の信濃国松川響岳太鼓(仲川達也会長)は2日、新春恒例の初打ちを同村大和田神社で行った。3月に迫った日本太鼓ジュニアコンクール全国大会に向けて練習を重ねる子供会や、子供会OB約30人が全国大会出場の腕前を披露。新年に威勢の良い太鼓の音を打ち鳴らした。
 同会の代表曲「化心」や「JAPAN」、「月の下で」など10曲以上を演奏。訪れた大勢の村民らは、子どもたちが演奏する勇壮な姿を熱心に見つめ、一緒にリズムを刻んでいた。
 大町市のイメージキャラクター「おおまぴょん」と、黒部ダムのマスコット「くろにょん」が1日、爺ガ岳スキー場に登場した。新年初日から、来場者との写真撮影などで愛想をふりまき、地元のスキー場をアピールしていた。
 スキー場は今シーズン、例年と比べ降雪が早く、年末年始の曜日の並びが良く客足も上々。県外からのスキー客らが雪が降るゲレンデで、思いがけないご当地キャラの登場に、「かわいい」と抱きつく姿が見られた。


 白馬五竜スキー場では大晦日恒例「楽しまナイトカウントダウン」に引き続き、元旦から3日まで正月イベントが行われた。元旦と2日はエスカルプラザ内で昔ながらのうすときねを使ったもちつき大会が実施された。
 スタッフが重いきねを巧みにふるい、威勢の良いきねの音が会場に響き渡ると、スキー客らも大きな声で「よいしょ、よいしょ」と声をあわせて音頭を取った。小さな子どもたちもスタッフの手ほどきを受けながらもちつきを体験。「重いけれど面白い」と、正月の風物詩を楽しんでいた。
好天スキー場にぎわう 大北入り込み3、4日ピーク

 大北地域のスキー場は年末年始、例年以上に訪れたスキー客らでにぎわった。早い降雪と安定した天気に恵まれたことに加え、土・日が年末年始をはさみ最大9連休となったことや、都市部での景気の上向き感などの影響が出始めているとみられ、本シーズンは入り込み集計の良い数字が期待される。

 北アルプスが望める快晴の3日、大町市の鹿島槍スキー場では、スキーヤーや雪遊びに訪れた家族連れでにぎわった。2500台以上停められる中央・黒沢駐車場が埋まり、一番人気の第1クワッドリフトには10分〜15分待ちの行列が出来ていた。東京都から家族連れで訪れたという男性は「妻の実家が近くにあり、滑りに来ました。いい天気なので、楽しんでいきます」と満喫していた。
 大町市の鹿島槍スポーツビレッジ(鹿島槍スキー場)で31日、恒例の年越し花火大会が行われた。今シーズンは開業50周年にちなんだ50連発の花火が夜空を彩り、ゲレンデで新年を迎えた家族連れやカップルなどを楽しませていた。
 ゲレンデ中央のセントラルプラザ1130前では多くの来場者が集まるなか、「10、9、8」とカウントダウンが行われた。1月1日午前零時を迎えると同時に、目前で花火が上がり、「明けましておめでとう」の声が響いた。
雪と正月国営公園で満喫 大町・松川地区で年始イベント

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区は2日から、新年の営業を開始した。冬休み中の家族連れが訪れ、お正月らしさあふれる年始イベントを楽しんでいた。2、3日は降雪後の好天に恵まれ、たっぷりの雪の中でそり遊びを楽しむ子どもたちの姿が目についた。
 2、3日の両日は、同公園のキャラクター「木子(もっこ)」の正月限定バージョン缶バッジプレゼントやつきたてもちの振る舞いが行われ、にぎわった。
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2014年1月4日(土)付