3学期の目標もって 大北地域でも始業式
 冬休みが終わり、大北地域でも7日から、始業式を迎える学校が相次いだ。年度のしめくくりとなる3学期がスタートした。子どもたちは目標も新たに気を引き締めて新学期に臨んだ。
 大町市の大町東小学校(鈴木桂子校長、児童226人)では、プレイルームに全校児童が集まり、新年のあいさつで始まった。同校は昨年末にインフルエンザが流行し、2学期の終業式は放送で行ったため、久しぶりに全校児童がそろう場となった。
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1月の一覧
正月遊びで高齢者交流 小谷「わさびの会」公民館巡回
 小谷村地域包括支援センターと、同村のNPO法人・安心生活支援「こごみ」が、村内の公民館を巡回する介護予防事業「わさびの会」は今月、正月遊びを実施している。毎回多数の高齢者が参加して、すごろくやかるた遊びで日本の伝統を楽しんでいる。
 昔は紙を用いた遊びで家族や親族がそろって正月を楽しんでいたことから、正月の風物詩を懐かしんでもらいながら交流を深めようと企画した。
小谷で栂池ジュニアCUP シーズン初スキー熱戦
 小谷村の栂池高原スキー場白樺コースで6日、「2014栂池ジュニアCUP」(県スキー連盟主催)が開かれた。県内で実施される各種大会の、シーズン初の公式大会。大北地域をはじめ県内外から300人余のジュニア選手がエントリー、熱戦を繰り広げた。
 競技は11〜12歳のK―1クラスと、7〜8歳のキッズ1クラス、9〜10歳のキッズ2クラスの男女6組。K―1クラスは上位入賞者にポイントを与えるポイント制を採用。栂池を含め県内各地で行われるジュニア大会で総合ポイントの上位選手はジュニアオリンピックカップ全国スキージュニア競技会の出場権を得る。
「七草がゆ」でことしも元気に 白馬の白嶺利用者に提供
 1月7日は「七草」。大北地域の家庭や福祉施設などでは、昔からの風習になぞらえ、七草を食べて一年の無病息災を願った。
 白馬村の高齢者福祉施設「白嶺」では、利用者の健康長寿を願い、「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の七草を細かく刻んだり、ペースト状にしてかゆにまぜた「七草がゆ」を提供した。
 利用者たちは、縁起物のかゆをほおばりながら顔をほころばせ、なかにはおかわりを頼むお年寄りもいた。
ことしの無病息災願う 白馬村飯森でどんど焼き
 白馬、小谷地域のトップを切って5日、一年の無病息災などを願い、門松やしめ縄などの正月飾りを燃やす「どんど焼き」が白馬村の飯森神社横のわんぱく広場で行われた。地域の子どもや住民ら50人余が参加して、おんべから吹き上がる大きな炎に2014年の無病息災を願った。
 同地区ではどんど焼きが長く途絶えていたが、次代を担う子どもたちに、伝統行事を通じて郷土を愛する心を育んでもらおうと、地域の若者が中心となって「飯森新撰組」を結成。地域総出でどんど焼きの伝統行事を継承している。
巻き俵で地域の繁盛祈る 大町市美麻旧中村家で張り替え
 大町市美麻の国指定重要文化財・旧中村家住宅で7日、正月恒例の「巻き俵(まきだわら)」の張り替え作業が行われた。同家が建てられてから300年の伝統をもつ縁起物を飾り、無病息災と地域の繁盛を祈った。
 市文化財センターや美麻公民館職員、一般参加者など約10人が、直径約40a、高さ1b20aほどの俵の表面に、ひもとくさびで新たな稲わらを巻き足した。
 麻やそろばん、大福帳などの商人の道具や縁起物などを備え付け、えびす大黒天が祭られた神棚に供えた。近づく市制60周年と合併10年目を祝う札も飾られた。
 巻き俵は大町以北に伝わる縁起物で、家を新築した際に小さなものをつくり、毎年わらを巻き足し、家内安全や五穀豊穣を祈る縁起物。現在はここと小谷村の一部に残る。同家では同住宅建設の1698年ころから続き、中心部のわらは300年以上前のものだ。

2014年1月8日(水)付