作品鑑賞し活動に意欲 大町市 陶芸の家で新年初窯出し
 大町市東町の「陶芸の家」(白木靖文会長)で8日、恒例となっている新年初窯出しがあった。会員38人が制作した200点あまりの陶芸作品が並び、新年最初の作品を鑑賞しながら、ことし一年の活動へ意欲をわかせた。
 同施設は、生きがい、仲間づくりの一環として昭和49年に開設され、会員同士で技術、技巧を教えあいながら陶芸に取り組んでいる。初窯出しは会員の無病息災やより良い作品づくりを祈願して、末広がりで縁起が良いとされる「八」にちなんで毎年1月8日に行っている。
 作品は昨年末に窯入れ。室内には食器類から花瓶や植木鉢が並び、午(うま)年にちなんで馬の置物も。それぞれ釉薬を巧みに使ったり凝ったデザインを施すなど工夫がされていた。
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1月の一覧
豊作願い繭玉作り 池田・松川の保育園で
 小正月の15日を前に、農作物の豊作を祈願する恒例の繭玉作りが池田・松川の各保育園で行われている。池田町の会染保育園(竹枝こずえ園長、園児102人)は8日、会染地区の老人クラブのメンバー12人を招いて行った。
 メンバーらが、地域で昔から行われていた繭玉の由来を話し、園児らと一緒に繭玉を作った。ゆでた米粉に食紅で色をつけたものをちぎって丸め、白・黄・緑・ピンクの4色を組み合わせ繭玉やかぼちゃ、ウサギ、雪だるまなど思い思いの形を作った。
新年幕開け飛躍誓い合う 松川村で新春賀詞交歓会
 松川村商工会主催の新春賀詞交歓会が7日、村温泉宿泊施設のすずむし荘で開かれた。村内の企業や各種団体の代表者ら約80人が出席し、鏡割りなどで新年の幕開けを祝い今年1年の飛躍を誓い合った。
 村商工会の奥原國乘会長は、村内経済の活力のためには世界を見据えた経営が求められるとした上で「商工会としても、経営支援など進め、村とベクトルを密に、わが村の経済や文化の発展に貢献できるよう努めたい」と決意を述べた。
 平林明人村長は「台湾ルーカンとの友好提携や男性長寿日本一など昨年はすばらしい1年だった。今年もみなさんの協力をいただきながら元気な村を」と呼びかけた。
 乾杯後は、今年の抱負を語り合うなど新春の宴が進んだ。
晴耕雨読の暮らしぶり 小谷 人生の達人 手銭さん講演
 小谷村中土の観光交流センターやまつばきを会場にこのほど、人生の達人の話を聞く新年初のイベントが行われた。岡山県で企業研修や各種ワークショップを実施している「サークルファーム樫の木」代表の手銭克巳さんが講演した。
 手銭さんは経営コンサルティング会社を運営するかたわら、自然体験リーダーズクラブ養成講座、アウトバウンドジャパン野外体験教育指導者育成プログラム講座を修了し、吉備高原の自然の中に里山の自然や自給自足の生活に親しみたい人のためにプライベートファーム、サークルファーム樫の木を設立。
 約2fの田園と畑の作物を循環型の有機無農薬農法で育て、大自然の中で農業を学び体験する企業向けのコーチング研修を実施している。講演では自らの体験に基づいた晴耕雨読的なファームでの日々の暮らしぶり、自然環境と人をつなぐ活動の大切さなどについて語った。

2014年1月9日(木)付