2014年１月29日付

特殊詐欺注意呼びかけ　防犯協会と大町署　ポスター完成
　大北防犯協会連合会と大町署が制作した特殊詐欺被害防止を呼びかけるポスターが完成した。「ご両親、ご家族のお金を守ろう!!」と題し、特殊詐欺の標的となりやすい高齢者への注意喚起に加え、遠くに住む子どもや家族など若年者の力もあわせて特殊詐欺に対抗するための意識付けを呼びかける。
　同署生活安全課は「被害が起きるということはいまだに特殊詐欺を人ごとに思っている人がいるということ。ポスターを人目に触れるところに張り出し、詐欺に遭わないための意識を浸透させたい」と話している。

五輪選手母校で健闘誓う　白馬高同窓会がソチ激励会
　白馬高校同窓会は28日、ソチ冬季五輪に挑む白馬高出身選手の激励会を開いた。モーグルの上村愛子選手と西伸幸選手が、競技の礎となった母校を訪れ、健闘を誓った。
　白馬高出身者からはほかに、ノルディック複合の渡部暁斗選手と善斗選手の兄弟、現役の２年生でジャンプの山田優梨菜選手が出場する。
　激励会では上村選手や出場選手の家族らが出席し、生徒や松沢宗昭同窓会長から花束や激励金を受け取った。
　同校関係者は「白馬高から将来、オリンピックを目指す生徒たちのためにも、活躍してほしい」と話した。

雪の中で４か月間熟成　大町の人気の地酒埋蔵作業
　大町市の酒蔵・薄井商店（薄井朋介社長）は28日、人気の純米吟醸酒「白馬錦　雪中埋蔵」を、雪の中に貯蔵する作業を市内の雪原で行った。今回から埋蔵場所が変わり、より多くの雪を使って埋蔵、５月下旬までの約４か月間熟成させる。
　同社の雪中埋蔵は県内で最初の平成８年に始まり、ことしで19回目。新たな埋蔵場所はこれまでよりも標高が高く、積雪が多い。埋蔵する穴も広さ10×10㍍、深さ３㍍と大きく掘られ、松浦宏行杜氏ら同社従業員と、相模組、昭和興業のスタッフら約30人で作業は進められた。

気候生かした伝統食　〝寒干し大根〟作り小谷で

　小谷村の農家などで、寒の気候を生かした伝統食｢寒干し大根｣作りが行われている。寒干し大根はこの時期の寒冷な気候を利用して大根を寒風にさらし、乾燥させて作る、長く厳しい雪国ならではの保存食。
　新鮮野菜が通年、流通する時代の流れとともに廃れつつあったが、最近は栄養価の高い自然食として再び人気が高まり、作る家庭も多くなってきた。

有機農業への思いを共有　ゆうきの里池田新年会
　池田町の有志らで有機農業を志す「ゆうきの里池田」は26日、二丁目公民館で新年会を開いた。町内外から30人余りが参加し、有機農業への思いを共有し、交流を深めた。
　同会は、池田町で有機農業を目指す若者らが集い、自給自足と地産地消をめざして昨年４月に結成された。町と近隣市町村の８人を中心に、５・５㌃の休耕地を借り、大豆や黒豆、小麦、サトイモ、綿などを栽培した他、ビニールハウスの組み立て、県内の農産物直売所への視察など、精力的に活動してきた。

オールディーズの名曲演奏　松川シルバーバックスコンサート
　松川村公民館・すずの音応援団は26日、すずの音ワンコインコンサート「Ｓｉｌｖｅｒ　Ｂａｃｋｓ　Ｏｌｄｉｅｓ　Ｃｏｎｃｅｒｔ」をすずの音ホールで開いた。中高年バンド・シルバーバックスのステージに多くのファンが来場し、軽快なビートに酔いしれた。
　ギターやサックス片手に古き良き時代のアメリカやイギリス、日本のオールディーズの名曲30曲を演奏した。軽快なサウンドに誘われて観客らが次々とステージ前に繰り出し、思い思いに体を揺らし、ステップを踏んだ。