スキー部躍進願う 白馬高OB会が支援金寄付
 白馬村の「白馬高等学校スキー部をサポートする会」(丸山庄司会長)と「白馬高校スキー部OB会」(平林英夫会長)は29日、白馬高校を訪れ、同校スキー部に支援金を寄付した。遠征などで経済的な個人負担が強いられる部員の資金援助をしようと、白馬・小谷を中心とした個人や団体、スキー部OBから援助を募り、毎年贈っている。ことしは両会から各50万円ずつが贈られ、スキー部のさらなる躍進を願った。
 寄付を受け取った米窪伸一郎校長は「ソチに白馬高出身者が5人も出場するのはスキー部員にとって大きな刺激で、それぞれにいっそうの気持ちの高まりが見られます。スキー部員一人ひとりが決意も新たに取り組み、いい結果が出せるよう、学校も指導に力を入れていきます。ご支援に心から感謝します」と話していた。

2014年2月2日(日)付


文化財保護意識高める 大町市社仁科神明宮で防災訓練
 文化庁が定める「文化財防火デー」にあわせた消防訓練が1日、大町市社宮本の国宝仁科神明宮で行われた。地元自治会や消防署員、市消防団など約100人が参加。訓練を通して、地域ぐるみで重要な文化財を守る意識を高め、住民同士や組織の連携を強めた。
 同訓練は、昭和24年1月26日に奈良県法隆寺金堂壁画が焼損したことから、文化財保護の意識を高めようと国が毎年同日を「文化財防火デー」と定めて防火運動などを行っている。同市内では、同宮、俵町の若一王子神社、社曽根原の盛蓮寺の3か所で防火訓練を行っている。
拝殿半世紀ぶり新築 松川村緑町の市神様完成祝う
 松川村緑町区は、国道147号沿いにある市神様の拝殿を半世紀ぶりに建て直し、1月30日、落慶式を行った。氏子総代や建設委員らが参列し平林秀文宮司による神事後、酒を酌み交わし、拝殿の完成を祝った。 大正時代に建てられた拝殿は、昭和38年に建て増しが行われた。老朽化に伴い今回、現地に新築した。昨年9月に着工し、12月に完成した。建設費は250万円は、区民に協力を呼びかけ、費用の大半を区民の寄付でまかなった。 市神様は商売繁盛の稲荷神と事代主(ことしろぬし)神として、明治3年、有志らによってにまつられて以来、140年以上、地元の氏子と区民によって守られてきた。
小谷保育園児とお年寄り手作り 伝統食「寒干し大根」次世代に
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長)の年中園児18人は29日、伊折地区の伊折農業生産組合のお年寄りと、冬の伝統食「寒干し大根」作りを行った。
 寒干し大根は一年で最も寒さが厳しい寒の時期の気候を利用して、大根を寒風の中にさらし、乾燥させて作る、昔ながらの保存食。現代は新鮮野菜がいつでも流通していることから作る人も少なくなったため、作り手が減少している。
 同園では伝統食を次世代の園児に継承して行こうと、伊折農業生産組合のお年寄りの協力を得て、共同畑でお年寄りとともに大根の栽培から手がけ、冬の寒干し大根作りまで取り組んでいる。
豪雪集落の冬仕事体験 小谷村犬つぐら作り

 小谷村伊折の農山村体験交流施設ゆきわり草を会場に、新たな里山体験プログラム「犬つぐら」作りが、1日始まった。「つぐら」は、わらを釣り鐘のように編みあげた犬や猫の寝床。「猫つぐら」には屋根をつけるが、「犬つぐら」は屋根をつけずに簡略化したわら細工。村内や白馬村、松本市など村外から幅広い世代が参加。集落の名人たちの技に手軽に作れる工夫を加えた。豪雪集落の冬仕事の一端にふれた。
売店や福まき催し多彩 2日まで池田あめ市にぎわう
 池田町のあめ市が1、2の両日、2丁目のスペース・ゼロを中心に開かれている。売店や福まきイベントなど恒例の催しに、多くの地域住民が訪れてにぎわっている。
 ことしはあめ市にあわせて、町商工会商業部会が数年前から温めてきたアイデアで、町内飲食店製の合格祈願や家内安全など祈願した五角形のとんかつ(勝つ)太巻き「合格巻」が登場。神職の丸山忠孝さんによる祈祷(きとう)で、それぞれの願いが成就するよう祈った。
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