2014年2月6日(木)付

「しっぺそ」作りに汗 大町市老連わら細工教室
 大町市老人クラブ連合会の第2期わら工芸教室が5日から、大町市役所本庁舎北側の市消防団詰め所2階で始まった。4月に行われる立山黒部アルペンルートオープンカーニバル参加者が使う風雪を防ぐカバーのついたぞうり「しっぺそ」や猫つぐらなどのわら細工を制作。伝統のわら細工づくりに親しんでいる。
 同教室は日本の伝統を後世に伝えていこうと約40年前から続いている教室。昨年12月に1期の教室を開き、正月のしめ飾りづくりなどを行った。
 初日は新規参加者5人を含む会員など約30人が参加。市内産のわらを湿らせてやわらかくしたものを使い、経験者が指導して「しっぺそ」の履きごこちを考えながら丁寧に編み上げていった。
お互いさまのまちづくりへ 大町ボランティア交流研究集会

 大町市社会福祉協議会は1日、ボランティア交流研究集会を、サン・アルプス大町で開いた。
 市内のボランティア団体や個人、小地域福祉ネットワーク、自治体など150人以上が集い「お互いさまのまちづくり」をテーマに、活動発表やKT福祉研究所松藤和生代表による講演などで、相互に知識や理解を深め合い、親睦を図った。
マスターズスケート全国へ 池田吾妻町の那須さん健闘誓う
 北海道帯広市で7日に開幕する第14回全日本マスターズスピードスケート競技会(日本スケート連盟主催)に出場する池田町吾妻町の那須功宜さん(67)は4日、町役場を表敬訪問し、全国舞台での健闘を誓った。
 那須さんは、65歳以上70歳未満クラスの1000bと1500bに出場する。昨年の大会では1000bで優勝、1500bで準優勝に輝いている。
 町長室を訪れた那須さんは「ライバル選手に勝ち、大会新で優勝したい」と闘志を燃やした。勝山隆之町長は「スケート指導を通じた青少年の健全育成から現役としていまだ頑張っている姿に敬意を表します」と激励した。
特殊詐欺被害事例で注意 大町市役所でパネル展7日まで
 大町市消費生活センターは7日まで、消費生活パネル展を市役所ロビーで行っている。昨年、市内で多く発生した特殊詐欺の被害状況を受けて、県松本消費生活センターから提供された特殊、悪質詐欺への注意を促す資料や製品事故の事例を展示し、住民へ注意を呼びかけている。
 展示では特殊詐欺の事例や注意を呼びかけるポスターの掲示、さまざまな製品使用時に起きた事故の例を紹介。同センターは「詐欺は、お金を払ってしまえば取り返しがつかない。さまざまな形態の特殊詐欺が増えているが、うまい話は独断で信じずにセンターや周りの人に相談してほしい」と話している。
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2月の一覧

子育て中のママ運動を 大町市教委がスキー教室
 大町市教育委員会は3日、2014冬の大町を楽しもう!スキー&スノーボード&クロスカントリースキー教室withママさんフリータイム広場を、同市爺ガ岳スキー場で開いた。
 ママさんフリータイム広場は、子育て中のママたちに運動する機会をと、生後6か月以上の未就園児を育児中の母親を対象に夏と冬に開催している。市のボランティアサークル、ファミリーサポートバンビの会の託児を利用できるシステム。
 生後8か月〜3歳の子どもを持つ母親9人が、レベル別に3つのグループに分かれてスキーとスノーボードを満喫した。
爪かんじき外国人が体験 小谷里山ウオーキング
 小谷村特産推進室は4日、外国人を対象とした「爪かんじき里山ウオーキングモニターツアー」を開いた。
 爪かんじきは村に古くから伝わる、木製の雪上歩行用具。裏に爪がついていて、スパイクと同じ滑り止めの役目を果たし、雪山を自在に歩くことができる。
 村では昔ながらの里山文化を守ろうと、「爪カンジキ振興会」を立ち上げ、爪かんじきを活用した着地型旅行商品を多数企画している。モニターツアーはこれまで国内向け中心に展開してきた事業を広く海外にPRし、外国人観光客の誘致促進をはかろうと実施した。
 オーストラリア人やアメリカ人など約20人が参加。爪カンジキ振興会の相澤保さんを講師に、伊折地区の里山を爪かんじきを履いて散策した。