ソチ五輪複合渡部暁斗銀 大北初メダリストに歓喜

 ロシアで開催中のソチ五輪で、白馬村出身のスキーノルディック複合・渡部暁斗選手は12日、男子ノーマルヒル競技で銀メダルに輝いた。今大会で県勢初のメダル。村役場多目的ホールの特設応援会場では、詰めかけた住民らが声援を送りながら中継を見守り、大北初のメダリストが誕生した瞬間、歓喜に沸いた。
ジャンプ競技場開放 白馬でスキー子どもの日

 白馬村の白馬ジャンプ競技場を会場にこのほど、「2014スキージャンプ子どもの日」が開かれた。冬季五輪の舞台となったジャンプ台を次世代の子どもたちに開放し、ジャンプ競技を身近に感じてもらいながらスノースポーツへの理解や関心を高める企画。村内外から100人余の親子連れが参加して、ジャンプ競技場を大きな遊び場に変え、仲良く雪上スポーツを楽しんだ。
信大連携の研究成果 大町高理数科2年が発表会
 大町市の大町高校(横川秀明校長)は10日、理数科2年生による課題研究発表会を開いた。物理、数学、化学のカテゴリーごとに5つの班に分かれ、4月から取り組んできた課題研究を発表。専門知識を積み上げまとめた成果を披露した。
 同科の2年生は毎年、信州大学繊維学部の教授や大学院生らと連携し、おおむね週1度の時間外活動で課題研究を行っており、この日は来年課題研究に取り組む1年生や保護者、信大繊維学部の後藤康夫准教授、平田雄一准教授らが見守る中、プロジェクターや実際の繊維などを用いて班ごとに研究内容などを報告した。
1年間の努力たたえる 松川村スポーツ少年団が表彰式
 松川村スポーツ少年団の平成25年度表彰式が11日、同村すずの音ホールで開かれた。1年間の活動を通して、スポーツの各種目で活躍、努力した小学4年生から6年生の選手19人が、スポーツ少年団本部長の平林明人村長から努力賞の表彰を受けた。
 本年度のスポーツ少年団には、柔道、剣道、サッカー、バレーボール、空手の5種目あわせて、幼児から高校生まで102人が登録している。表彰は毎年、各種目の指導者がとくにがんばった選手を推薦している。
健闘に惜しみない拍手 小谷村 ソチ五輪ジャンプ女子 山田優梨菜選手
 「五輪の舞台に立つため、けがしてからも必死になってはいあがってきた。私にとって自慢の子ども。『おかえり、がんばったね』と、やっと頭をなでてあげられる」。小谷村からソチ五輪スキージャンプに挑んだ、山田優梨菜選手の母親・直美さんは涙をぬぐった。
 ジャンプ女子ノーマルヒルは日本時間の12日未明、行われた。山田選手は1本目78b、2本目64・5bと飛距離が伸びず30位。村役場の応援会場では住民約100人が大画面で競技の様子を見守り、メダル獲得はかなわなかったものの、22年ぶりとなる村出身者の五輪挑戦に、惜しみない拍手を送った。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

2月の一覧





自然がつくる 造形美 大北地域厳しい冷えこみ

木々に樹氷白く輝く

 2月の中旬に入り、大北地域に再び厳しい寒波が訪れた。アメダスによると、12日の大町市の気温は午前2時からマイナス13度を下回り、午前7時にはマイナス13・8度と、今月一番の冷え込みを記録した。同市文化公園で木々の枝に空気中の氷が付着し成長する「樹氷」が見られ、青空と北アルプスを背に、白く輝いていた。



八坂大滝に巨大氷柱


 大町市八坂石原の「八坂の大滝」では、流れ落ちた滝の水と雪が凍って積み重なった氷柱が大きく育ち、最盛期を迎えている。
 氷柱は、切り立ったがけから落差50bで降り注ぐ水が滝壺に落ち、雪と重なって凍り、柱となって伸びる現象。ことしは降雪も少なく例年ほどの高さはないものの、滝の裏を通る遊歩道に迫る氷の姿が青空に映え、幻想的な自然の造形美が見られた。
 滝は県道大町麻績インター千曲線沿いの金熊川左岸側の支流にある。遊歩道で裏側から見られることから「裏見の大滝」と呼ばれ、写真愛好者にひそかな名所として知られる。

2014年2月13日(木)付