2014年2月16日(日)付

「ドカ雪」除雪追いつかず 大北各地イベント中止や休業も
 南海上を発達しながら進んでいる南岸低気圧の影響で、14日夜半から15日にかけて、先週末に続き全国的な大雪に見舞われた。続く「ドカ雪」の除雪作業に追われるなど、大北地域でも住民が苦労する様子が見られた。15日に各地で予定されていたイベントもほとんどが中止となり、休業する店舗も多数。長野地方気象台によると、大北地域の山沿いでは16日の昼過ぎまで降り続く可能性があり、注意を呼びかけている。
英語で国際理解深める 小谷中と東大外国留学生交流

 小谷村の小谷中学校で10日、スキー講習会で小谷村を訪れている、東京大学の外国人留学生と同中生徒との交流会が開かれた。同大で学ぶアジア各国や欧州出身の約30人の留学生が来校。歓迎式と、1年生主催の交流会が行われ、中学生が生きた英語で国際理解を深めた。
白馬雪恋まつり 雪像コンテスト 白馬ハイランド 「春恋し」最優秀賞
 白馬村で展開中の「白馬雪恋まつり」でことし初めて実施された「第1回雪像コンテスト」の審査がこのほど行われた。村内各所で地元住民手作りの力作やユニークな作品が飾られた中から、白馬ハイランドホテル制作の「春恋し」が最優秀賞に選ばれた。
 同ホテルの雪像は、白馬村の公式キャラクターのヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男V世がモチーフ。スタッフが手の空いた時間に1週間かけて制作した。村男が寝転んで、ワインを傾けながら春を待つようすを表現したといい、村男の特徴のやる気のなさ≠ェ忠実に再現されたほのぼのとした作品。
 雪が少なく作るのに苦労したそうだが、細部にまでこだわったリアルな出来栄えが高い評価を受けた。
小谷保育園児伝統食触れる 老連やしょうま作り指導

 小谷村の老人クラブ連合会の下里瀬地区の女性会員は14日、小谷保育園を訪ね、年中園児に「やしょうま作り」を指導した。次世代を担う子どもたちに小さなころから伝統食に親しみ、食育を身近に感じてもらおうと毎年実施。園児といっしょに色あざやかな文様のやしゃうまを作りながら異世代交流を深めた。
仲間と青春思う同窓会 旧大町小「善組」昭和50年から続く
 昭和12年4月から昭和16年3月までの4年間、共に勉強した旧大町小学校の卒業生は昭和50年から39年間毎年、同級会を開き、今年で回数は50回を数えた。
 学級は「善組」(担任・帯刀周一先生)。戦時中だったが、「誰一人叱られたものはいなかった。そんなせいか、みんな優しい仲間でした」と振り返る。5年生から男女共学は廃止されて男子組・女子組になった。終戦後の厳しい荒波は日本中に押し寄せ、そんな時代もようやく終わり、それなりに余裕が出てきた昭和50年に、同級会をやろうとの話が起こり、同年3月16日、同級生の経営する「河昌」で第1回「善組同級会」が開かれた。

  近年は日帰りのみとし、年2〜3回実施している。今、レギュラーは男性8人、女性6人の計14人で、ほとんど大町周辺の皆さん。いつの頃からか、同級会の終わりには「青い山脈」を合唱し、青春を思い起こしている。
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