白馬の自然 大切さ伝える チョウ保護観察員 小田さんが講演
 白馬村公民館の生涯学習講座・はくば塾の第8回が27日、ふれあいセンター学習室で開かれた。教養編として、村のチョウ保護観察員の小田高平さんを講師に迎え「白馬のチョウと自然・観察と生態写真撮影」と題した講演に耳を傾けた。
 小田さんは地域の自然や動植物に造詣が深く、チョウ保護観察員として村の天然記念物に指定されている、ギフチョウ・ヒメギフチョウの保護に力を注いでいる。講演では、小田さんが長年趣味の写真で撮りためた、白馬や近隣地域に生息するチョウの四季折々の姿をとらえた多数の写真をスライドで紹介しながら、白馬の自然の美しさと大切さを伝えた。
死亡事故ゼロ目指し運動を 大町 交通安全協会平支部が総会
 大町市の大町地区交通安全協会平支部の総会が27日、平公民館で開かれた。会員約70人が出席し、本年度の事業報告や来年度の事業計画を決めた。功労のあった会員の表彰を行った。
 来年度、同支部では子どもと高齢者の交通事故防止や飲酒運転の根絶、シートベルトの着用徹底などを重点事項に、交通安全運動の実施や市内各大会での交通整理などを行っていく。
 中村博郎支部長は「昨年、県内、管内ともに死亡事故が多かった。関係機関、みなさんで連携をとりながら交通安全に努め、死亡事故をなくすべく運動を展開したい」とあいさつした。
迅速対応消防防災の要に 北ア広域無線デジタル化完成式

 北アルプス広域消防本部は28日、消防救急デジタル無線システムの完成式を開き、正式運用を開始した。これまで大町・北部・南部の各署で受けていた119番通報を広域消防本部の消防指令室に集約。最新鋭のシステムで、迅速で正確な消防・救急出動を実現した。
 消防救急車両に指令を出す無線システムは、電波法改正と中南信広域でのデジタル化断念を受け、単独で平成23年から整備を開始。25年2月に信越管内初のデジタル化を実現した。大町市の鷹狩山頂と小谷村の立山に基地局を設置。傍受されにくいデジタル化で個人情報流出を防ぎつつ、これまで以上の広エリアでの指令が可能になった。
大町西小に感謝状 エコキャップ回収協力で

 三井生命保険が取り組んでいる「エコキャップ回収運動」に協力した、大町市の大町西小学校(梅牧力校長)の児童らに27日、同社長野支社から感謝状が贈られた。中心となって運動を進めてきたボランティア委員会が代表して受け取った。
 同委員会は春から、校内に専用の回収箱を設置して、ペットボトルキャップの回収を呼びかけ、年間を通して約3万個を集めた。キャップは同社を通じて、小児まひの予防につながるポリオワクチンを必要としている国々に送る活動を行う、NPO法人エコキャップ推進協会に送られる。ポリオワクチン35本分。
ジビエの調理法学ぶ 調理師会大北支部 しなの食大学が修了
 県調理師会大北支部(北澤英明支部長)が昨年5月から実施してきた、平成25年度のしなの食大学大北教室が25日、大町市平公民館・女性未来館ピュア料理講習室で開かれた。24人が参加し、鹿肉の調理や、食品衛生の観点からみたジビエについての講義などを受講した。
 県許可の食肉加工解体施設、美麻ジビエ振興会(種山博茂会長)運営の美麻ジビエ工房より購入した鹿肉を使い、同支部の中牧美郎技能指導部長の手ほどきで、手軽にジビエを取り入れやすいメニューとして、鹿肉とゴボウの炊き込みご飯、鹿ロース肉の竜田揚げリンゴ酢かけ、鹿肉のサラダきのこ添えを調理。肉をやわらかく焼くコツなどが指導された。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2014 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

3月の一覧

2014年3月1日(土)付