明治の塩問屋紙粘土で再現 大町ちょうじやで模型展示
 大町市八日町の塩の道ちょうじやに、同施設が建設された明治時代のようすを再現した模型が登場した=写真。塩問屋として地域の流通の要を担っていた建物の当時の様子を、わかりやすく立体的に伝えている。
 模型は幅1・8bの大型で、現在の建物の面影そのままに瓦や門、格子を再現した。前には塩問屋の番頭や商人、荷物を運ぶ牛や馬、町にたたずむ子どもたちなど、生き生きとした人形が雰囲気を高めている。塩などの商品をかますに入れ、塩の道に沿って海側から大町まで牛で、松本方面へは馬で運んでいたことなどがうかがえる。
こころにふれるコツ うぶごえネット 松川で整体的子育て講座

 大町市きらり輝く協同のまちづくり助成事業団体のうぶごえネットワークおおまち(高根純子代表)はこのほど、「山上亮さんの整体的子育て講座」を松川村すずの音ホールで開いた。約100組の親子らが参加し、家庭でできる子どもの手当てについて学んだ。
 子育て講座を全国で行う整体ボディワーカーの山上亮さんが「子どものこころにふれるコツ」をテーマに、実践を交えて話をした。
趣向凝らし感謝の気持ちを 池田町会染小で6年生を送る会
 池田町の会染小学校(荒井和子校長、児童258人)で5日、6年生を送る会が行われた。全校児童が趣向を凝らした出し物で、卒業を間近に控えた先輩たちに感謝の気持ちを伝えた。 38人の6年生が温かい拍手に迎えられ、アーチをくぐって入場。新児童会長の大野達郎君が「感謝の気持ちが心に届くように精いっぱい発表します。中学に行っても頑張ってください。ありがとうございました」とあいさつした。
 各学年が、ダンスや手作りのメダルなどで、感謝の気持ちを表した。「フレーフレー6年生」とエールを送ったり、6年生との思い出を振り返りながら、「うれしかったです」「たのしかったです」と声をそろえた。6年生から学んだ「やる気」「思いやり」「伝統」などの言葉を文字で掲げて発表した。
『防災新聞』地域に発信 松川中3年生が学習まとめ
 松川村の松川中学校(小幡泰俊校長)で、3年生98人が防災学習の一環として取り組んだ「命を守るプロジェクト」の成果をまとめたタブロイド判『防災新聞』がこのほど出来上がった。過去の災害から学んだ教訓を生かし、防災意識を高めてもらおうと、地域に向けて発信する。
 松川村の防災、長野県と近隣県の災害、東日本大震災の3つをテーマに掲げ、各クラスごとに取り組んできた。生徒らは本やネットなどのほか、村役場や消防署への訪問や住民へのインタビュー、防災講演会への参加、東日本大震災の被災地の中学生や教員、避難民との対話などを精力的に行い、情報収集に努めた。
クロカン 成瀬選手引退 白馬村 ソチ五輪報告会見で発表
 ソチ冬季五輪スキークロスカントリーリレーに出場した、白馬村スキークラブの成瀬野生選手が7日、村役場で記者会見を開き、現役引退を発表した。「メダルを取って終わりたかった」と悔しさをにじませながらも、「遠く離れていても、皆の応援が宝物だった」と感謝を述べた。
 引退の理由については「成長する世界に追い付けなかった。ワールドカップでポイントが取れず、気持ちが弱くなっていった」と説明。今後については「高い目標を持った子どもたちをサポートしたい。競技環境を整えるため、自分にしかできないこともあるだろう」と後進の育成に意欲を見せた。
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3月の一覧
思い出胸に学びや巣立つ 白馬高で卒業式

 白馬村の県立白馬高校(米窪伸一郎校長)は7日、第63回卒業証書授与式を開いた。卒業生54人(男子31人、女子23人)が、3年間の思い出を胸に学びやを巣立ち、人生の新たなスタートを切った。
 卒業生は保護者や在校生、教職員、地域住民らが見守るなか、学業や生徒会など学校生活の成果を証明する卒業証書を受け取った。 

2014年3月8日(土)付