ことし1年の豊作願う 大町 仁科神明宮で作始め
 大町市社宮本の国宝仁科神明宮で15日、春の祈年祭本祭りがあった。県指定無形民俗文化財となっている、稲作の一連動作を模した「古式作始めの神事」が行われ、ことし1年の農事豊凶を占い、豊作を願った。
 神楽殿で行われた神事は、水田に見立てた2b四方の区画で、白衣やはかまを身にまとった地元地区の18歳以上の氏子男性ら神楽員が苗代づくりや牛による万鍬かき、種まき、鳥追いなど夏ころまでに行われる稲作の動作を厳かに演じた。訪れた人は神事に見入ったり、写真に収めたりしていた。神事が終わると、参拝客にはかやや小さなくわなどの縁起物が配られ、儀式が締められた。
ゲームで楽しいひととき共有 しろうま保育園お別れ会

 白馬村のしろうま保育園(太田昭子園長、園児160人)は13日と14日の両日、卒園を控えた園児47人と在園児の「お別れ会」を開いた。13日はゲーム大会が行われ、楽しいひとときを共有しながら年長児の新たな出発を祝った。
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3月の一覧
AEDの使い方確認 ぽかぽかランド美麻で講習会
 大町市美麻のぽかぽかランド美麻はこのほど、AED(自動体外式除細動器)を用いた心肺蘇生法などの講習会を行った。いざというときに備えようと、約20人の従業員らが、胸骨圧迫や人工呼吸、AEDの使い方などを再確認した。
 同所では3年前に、清涼飲料水の売上額からAED設置のリース料をまかなう、ダイドードリンコの自動販売機を施設内に設置しており、休館日などを利用して定期的に従業員への講習を行っている。
 AEDを貸し出す、綜合警備保障(ALSOK)松本支店の担当者の指導で、傷病者発見から救急車の要請や呼吸の確認、AEDを用いた心肺蘇生法などを訓練。「けっこう力が要る」「やらないと思い出さないね」などと互いに確認しながら、真剣な表情で取り組んでいた。
命と絆℃x援の体験聞く 松川小5年 東日本大震災を学習
 松川村の松川小学校(森本浩正校長)5年生のクラスは11日、「命と絆」〜松川と東北を結ぶ〜をテーマにした学習の一環として、東日本大震災の被災地で支援活動に携わる住民から体験談を聞いた。
 同学習は、平和を訴え続けたいわさきちひろに関連した総合学習の延長で、「気づき、考え、行動する」をテーマに掲げる。児童らは、担任の大澤昇治教諭が被災地で聞き取りをした内容や現地の映像を見たり、震災遺構の是非についてディベートを行うなどして学習を重ねてきた。今回、具体的にできることは何か、についてヒントを探った。
 大澤教諭は「子どもたちに現地の思いを忘れないでほしい。学習したことが将来につながっていけば」と願っていた。
1年生へ新たな一歩 白馬幼稚園で卒業式
 白馬村の信学会白馬幼稚園(池田俊治園長)は15日、卒業式を行った。年長園児38人が思い出深い園舎を後に、新1年生に向かって新たな一歩を踏み出した。
 池田園長は卒園児一人ひとりに祝いの言葉をかけながら、卒業証書を手渡した。受け取った園児は壇上で高々と証書を掲げ、花道を歩いて保護者に証書を手渡し、これまで育ててもらった感謝の気持ちを伝えた。わが子の成長ぶりに涙ぐむ保護者の姿も多く見られた。
白馬村 夏目選手の活躍に沸く ソチパラ チェアスキー6位入賞
 ソチ冬季パラリンピックで14日、白馬村みそら野のアルペン競技チェアスキー・夏目堅司選手(40)=ジャパンライフ=が、スーパー複合で6位入賞を果たした。村多目的研集会施設では住民らが大会をスクリーン観戦し、地元選手初の活躍に沸いた。
 夏目選手はこれまで3種目で転倒、結果を残せていなかった。11日に行われた1本目の回転では、慎重な滑りでトップと約10秒差の8位。得意とする「高速系」種目、2本目のスーパー大回転で3位と巻き返し、総合6位となった。

2014年3月16日(日)付