地域語り継ぎ5年節目 小谷村の劇団が自作紙芝居
 小谷村の女性ボランティアグループ「劇団・みてかし」(千国礼子代表)の活動が5年目を迎えた。地域に語り継がれる民話や伝説を自作の紙芝居にして、継承しようという活動が人気を呼んでいる。
 劇団・みてかしは、日赤のボランティアで、紙芝居を介護予防や教育の現場に活用する活動を知った女性有志が集まり発足。同村の社協が介護予防事業の一環として地域の公民館を巡回して開いている「悠々(ゆうゆう)くらぶ」で紙芝居の読み聞かせを行うようになった。
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3月の一覧
心の病気当事者から学ぶ 池田社協が精神障害講演会
 池田町社会福祉協議会は14日、精神障害のある人について正しい理解を深めるための講演会「当事者から学ぶ、心の病気の理解と対応」を町総合福祉センターやすらぎの郷で開いた。長野市で地域活動支援センター・ポプラを運営するNPO法人ポプラの会から当事者講師を招き、精神障害について学んだ。
 講演した3人は自ら精神障害をわずらう。代表の山本悦夫さんは、「一歩地域に出るきっかけになれば」という会発足への思いを語った。「パニック障害で苦しんでいる」という中村剛さんは、当事者の観点からピア・カウンセリングできるのが当事者の強みであることや、さまざまな施策提言や要望活動を通して、個々の思いを社会に発信していることなど、活動内容を紹介した。

2014年3月19日(水)付


思い出の学びやに別れ 大町北小で卒業式

 大北地域のほとんどの小学校で18日、卒業式が行われ、卒業生は、6年間通った思い出の学びやに別れを告げた。
 このうち市立大町北小学校(金井伝校長)では、中学の制服に身を包んだ男子33人、女子41人の74人の卒業生が、金井校長から一人ひとり名前を呼ばれ、卒業証書を受け取った。保護者らは子どもたちをカメラなどに収め、立派に育った姿に涙ぐむ母親や父親も見られた。
人形劇と語りで交流も 大町児童センターにがらくた座
 大町市児童センターで16日、松本市井川城の「がらくた座」による「ちいばあちゃんの人形劇と語り」が上演された。世代を超えて、命や男女差などを考えるきっかけづくりにと、市と大町地区社協、大町地区賛助会が共催した、3世代交流や男女共同参画を考える取り組み。
 地域の子どもやお年寄り、家族連れなど約60人が、がらくた座の木島知草さんと松澤貴弘さんが繰り広げる命のメッセージ≠伝える人形たちの世界を堪能。会場を巻き込むトークに、観客らはたちまち引き込まれていた。
手作り劇の魅力に触れる 池田図書館安曇野の劇団が上演
 池田町図書館は15日、安曇野市の人形劇団ホーボーズ・パペットシアター「赤ずきんちゃん」の上演を行った。親子連れなど50人が来場しにぎわった。
 安曇野市を拠点に活動する同劇団は、舞台、音楽、ストーリー、人形など全てが手作りの人形劇を全国各地で上演している。団員が「ホーボーズ・パペットシアター」は、あっちこっちへ行く人形劇場”だと説明。「劇を見るための準備体操」をみんなで行った。
 赤ずきんちゃんがオオカミの似顔絵を描いたり、オオカミが落とし穴に落ちたり、鉄砲に撃たれて逃げまどったりと、ひと味違った「赤ずきんちゃん」を上演した。コミカルでテンポのいいストーリー展開に、子どもたちは大笑い。効果的な音響と小道具を巧みに使った舞台に大人も子どもも魅せられていた。
在校生感謝の気持ち込め 小谷中生徒会 3年生を送る会
 小谷村の小谷中学校で17日、生徒会主催の「3年生を送る会」が開かれた。在校生がこれまで学校の中心として頑張ってきた3年生に心からの感謝をささげ、3年生と最後の思い出を深めた。
 3年間の足跡を記録した思い出の映像が上映され、思い出をふりかえった。1、2年生が卒業を祝う心のこもったパフォーマンスやメッセージビデオを披露。笑いあり、感動ありの心温まる雰囲気に包まれた。