小中学校に図書の購入費 白馬村がぽれぽれ野の花に感謝状
 白馬村は24日、村内小中学校3校に図書の購入費を寄付したとして、大町市のNPO法人・ぽれぽれ野の花(田中俊宏理事長)に感謝状を贈った。児童生徒からの感謝のメッセージを添え、教育環境の充実に対する貢献をたたえた。
 同NPOは平成24年まで、村内で小規模デイサービスセンター「咲くらんぼ」を運営。閉業後の25年12月、施設を支えた地域への感謝を込め、次代を担う子どもたちの育成に役立てようと、白馬北小学校と白馬南小学校、白馬中学校に図書カードを贈った。
 3小中学校では合わせて百数十冊の図書を購入。なかには山のガイドブックや登山の実用書など、北アルプス山麓ならではの本も選んだ。白馬中の生徒は「図書館や読書が好きな白馬中生にとって、とてもうれしい。ありがとうございます」とメッセージを寄せた。
心の健康地域に理解を 大北のグループ 一般住民交え研修会
 大北地域の心の悩みがある住民同士が支え合う「カモミールの会」と「いっぽの会」は22日、「つながろう心と心の集いフォーラム」を大町市総合福祉センターで開いた。心の健康について広く地域に理解を深めてもらおうと、一般住民を交えた初めての研修会を開催した。
 フォーラムは、心に病がある住民の家族らでつくる「あすなろ会」の解散にともない、大北圏域障害者総合支援センター「スクラム・ネット」に贈った寄付金を活用。地域への啓発を望む同会の意向に沿い、ボランティアたちが集まり、運営に携わった。
幅広い世代が参加 滑降のタイム競う 第1回オタリンピック

 小谷村の若者有志でつくる「OTARI―nk(オタリンク)」(宮嶋浩司会長)はこのほど、コルチナスキー場を会場にナイタースキー大会「第1回オタリンピック」を実施した。雪国の恵まれた環境を生かし、スキー交流を通じ、村民の交流を深めようと企画。「小谷の最速は誰だ?」をテーマに、スキーを始めたばかりの5歳から、マスターズスキーで活躍する70代の選手まで幅広い世代が集い、滑降タイムを競い合った。
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3月の一覧
脳を刺激し認知症予防 白馬でカルチャー教室
 白馬村総合型地域スポーツクラブと白馬村体育協会主催の、冬季健康スポーツプログラムとして初めて企画した、カルチャー教室の一つ「編み物教室」の最終回がこのほど開かれた。
 運動すると同様に、頭を使うことが脳への刺激を増やし、認知症予防につながるということに着目。編み物による知的活動を企画した。大勢の村民が参加してスタッフの指導のもと、毎回、生活に役立つ小物作りを楽しんだ。
地区代表権獲得へ力走 松川村でマラソン記録会
 松川村アスリートクラブ(熊井弘会長)主催の、松川・大北地区関係駅伝大会選手選考会を兼ねたマラソン記録会が23日、川西運動公園ランニングコースを会場に開かれた。村内を中心に小学3年から50代まで約20人が出場し、地区代表権の獲得に向け健脚を競った=写真。
 同記録会は、8連覇を目指し臨んだ昨年の県市町村対抗駅伝村の部で敗れたことを受け、継続実施している。若い世代を中心に新生の登場に期待し、チームの若返りや選手層を厚くすることにつなげ奪回を狙う考えだ。
 1500bと3000bで行われ、好記録を狙う激しい息遣いに、レースを見守る仲間たちから声援が送られていた。

2014年3月27日(木)付