山岳博物館新たな門出 大町新常設展でリニューアル
 大町市の市立大町山岳博物館が29日、リニューアルオープンした。「北アルプスの自然と人」をメーンテーマにした新たな常設展が完成。同日、式典が行われ、新たな門出を祝った。
 新たな常設展は、自然・人物科学両面から、さまざまな分野で北アルプス地域を紹介している。訪れた人が早速新しくなった館内を巡り、各学芸員から展示概要の説明を受けていた。
 同館は昭和26年に開館。平成23年に迎えた創立60周年を機に構想を練り、昨年11月から臨時閉館して総事業費約7000万円で改修工事を行っていた。式典には、来賓や一般のあわせて約100人が訪れ、テープカットなどが行われた。
農業描いた力作123点 水土里ネット大町 入賞者を表彰
 大町市の水土里ネットおおまち地域用水対策協議会(会長=牛越徹大町市長)は28日、「ふるさとの子ども絵画展」の表彰式を市役所で行った。ことしは初めて版画作品の応募もあり、大町北、西小学校の4、5年生から123点が集まった。入選者9人が牛越市長から表彰を受けた。
 ことしの絵画のテーマは「ふるさとの田んぼと水」。会場には学校での農業体験などの様子が細部まで丁寧に描かれた作品が並んだ。
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3月の一覧
応援旗に復興への願い込め
松川 安曇野ちひろ美術館 栄村へ義援金

 松川村の安曇野ちひろ美術館は26日、県北部地震の被災地である栄村へ義援金を届けた。
 同館職員と松川中学校の生徒、教育委員会の職員が同行した。新3年生の生徒会役員4人が同行し、10万円余を栄村役場へ届けた。
昨年夏に行った水彩技法ワークショップで集まった参加費を義援金として贈るもので、ことしで3年目の取り組み。
 ワークショップには、松川中学校の生徒200人近くがボランティアとして参加した。
 応援旗は昨年、村青少年育成村民会議育成活動部会が東日本大震災と県北部地震の被災者に向けて制作したもの。「花」をテーマに村内の子どもや保護者らが思い思いに描き、「忘れまい3・12 がんばれ栄村」と復興へのメッセージを添えた。
小谷の雪に親しむ 大阪の障害児クがスキー体験
 大阪府羽曳野市の「はびきの南河内障害児・者スポーツクラブ」(中島圭一代表)が主催するファミリースキー&雪遊びツアーが28、29日の両日、小谷村の白馬乗鞍温泉スキー場で開かれた。小学生から成人まで80人余が参加し、ボランティアとともに小谷の雪に親しんだ。
 同クラブは障害者とその家族のスポーツ振興活動に取り組み、スポーツを通じ交流の輪を広げている。スキーツアーは1年間の活動の締めくくりとして毎年開催。同スキー場の全面協力で村内ボランティアも多数参加している。
学校のシンボル大きく育って 大町西小卒業生ソメイヨシノ定植
 大町西小学校を昨年卒業した元児童らは27日、在学中に取り木してはぐくんだソメイヨシノの苗を定植した。恩師の退任を前に、クラスメートら30人余りが再開し、学校のシンボルであるじまんの桜の再生に思いを込めた。
 同校では樹齢80年に迫るソメイヨシノの並木が学校のシンボルとなっている。同学年は3年前、小学4年生の総合的な学習の時間で桜について学習。寿命も近い木もあることから桜の命をつなぎ増やそうと、地元の桜研究家・草間勉さんの指導で苗を取り木し、卒業まで力を合わせてはぐくんできた。

2014年3月30日(日)付


パンジーやビオラ色鮮やか 松川 セピア安曇野に花の看板
 松川村の観光拠点である村活性化施設セピア安曇野の西側入り口付近に、花で模様をあしらった看板がお目見えした。色鮮やかなパンジーやビオラで埋め尽くされた花のじゅうたんに、関心が集まっている。
 村内を花で彩る活動の一環として花生産団体のMフラワーが、この時期に毎年設置している。高さ1・5b、横5・4bの大きさで、約1600ポットの花を色分けして並べた。
花のじゅうたんは5月下旬ころまで楽しめるという。