交通安全向け意思統一 大町春の運動で合同出発式
 6日から春の全国交通安全運動が始まり7日、合同出発式が大町市文化会館であった。関係者約70人が集まり、期間中の交通安全啓発活動に向けて意思統一した。パトロールを行い、地域へ安全な交通マナーやルールを呼びかけた。
 式には、県交通安全運動推進北安曇地方部や大町署、大北5市町村職員、交通安全協会員らが出席。地方部長の土屋嘉宏北安曇地方事務所長は「昨年は事故件数やけが人数は前年を下回ったものの、死者は2人増えた6人という悲しい状況となった。この地域の交通事故をなんとしても防止するため、皆さんの協力で多くの住民に交通安全を訴えていきたい」と呼びかけ、気を引き締めた。
元気いっぱいの朗読 霊松寺でチャリティーコンサート
 大町市の霊松寺(伊東泰顕住職)は5日、第48回「KARYOVIN(カリョービン)チャリティーコンサート」を同市白塩町の霊松寺会館で開いた。家族連れなど約60人が来場し、地元の子どもたちによる元気いっぱいの朗読のステージなどを楽しんだ。
 コンサートには市内の小学生でつくる子ども朗読劇場や朗読ボランティアなどが出演。地元ピアニストらの演奏にのせて、臨場感たっぷりの詩や童話を披露し、来場者をお話の世界に引き込んでいた。
多彩な催しでにぎわい 池田町商工会が「ひな市」
 池田町商工会商業部会は5日、恒例の「ひな市」を二丁目のスペースゼロ周辺で開いた。花や農産物の販売、東北地方の物産販売を通じた被災地支援、大抽選会など多彩な催しに、家族連れなど多くの来場者でにぎわった。
 ひな市はかつて、入学シーズンに合わせて記念樹などを販売する「植木市」として栄え、地域外からも多くの業者が出入りしたという。時代の変化とともに多彩な商品を扱う市に変化し、商店街の活気づくりに寄与している。
真冬並み寒気大北にも 大町市で氷点下4・3度
 真冬並みの寒気が日本上空を覆った週末に引き続き、7日にかけて、大北も例年をぐっと下回る気温となった。
 7日朝の最低気温は、午前6時に大町市で氷点下4・3度を記録。4月上旬の例年平均より4度以上も低く、3月上旬並みとなった。
 朝方は大町市内でも雪がちらつき、通学路近く田畑や植木に白い雪が残る中、新学期を迎えた子どもたちは元気に歩き、町中で「あいさつ運動」の声が飛び交った。
少年団員が児童に呼びかけ
大町北小 全国交通安全運動に合わせ

 「子どもと高齢者の交通事故防止」を掲げる春の全国交通安全運動に合わせ、大町市の大町北小学校で7日、大町地区交通安全少年団の子どもたちが啓発した。同校に通う4年生から6年生までの団員13人が、通学中の児童に交通安全を呼びかけた。
 少年団の緑のジャンパーに身を包んだ団員たちは、登校してきた児童に元気な声で「おはようございます」とあいさつし、通学中の自動車に気を付けるようチラシを手渡した。
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4月の一覧

2014年4月8日(火)付


春を告げる花開く 白馬村飯森 ざぜんそう園
 白馬村飯森の「白馬ざぜんそう園」で、ザゼンソウの開花が始まった。雪解け後の湿地にザゼンソウが少しずつ顔をのぞかせ、春を告げている。
 ザゼンソウはサトイモ科の多年草。花茎を包む仏炎苞(ほう)が、けさをかけて座禅を組んでいる僧侶に似ていることからこの名が付けられた。同園はザゼンソウの群生地として知られているが、数年前に冬眠前のクマが花芽を食べたことによる食害で、花の数が減少。地域住民は保全活動を進め、群生地の再生をめざしている。