地域の防犯児童取り組み 大町南小セーフティーリーダー委嘱
 大町市常盤地区防犯協会(清水章会長)と大町南小学校PTA(平出一男会長)は9日、児童自ら防犯活動に参加し、犯罪や事故の防止につなぐ「セーフティーリーダー」に同校6年生2クラス72人を委嘱した。リーダーとなった子どもたちは、最上級生として下級生のお手本となることを誓った。
 委嘱式では、大町署の水井武文生活安全課長から児童に委嘱状とシンボルの赤い帽子が手渡された。
暖かな春の陽気に誘われ 松川有明山社のサクラ開花間近
 サクラの名所で知られる松川村の有明山社のサクラが、連日の暖かな春の陽気に誘われ、つぼみを膨らませている。まもなく開花を迎えそうだ。
 山社のサクラの管理保全を担う、山社総代経験者でつくる観桜会(榛葉嘉郎会長)は、ちょうちんを設置するなど、20日ごろを予定する見ごろに向け、花見客を迎え入れる準備を進めている。
 山社のサクラは、樹齢80年とも言われるソメイヨシノを中心に約100本が参道脇に並び、例年多くの花見客でにぎわう。
 榛葉会長は「村民の寄付などで維持管理しているサクラ。村民で守り育てているサクラを見に多くの人に足を運んでもらいたい」と話す。
水仙の開花始まる 小谷村土谷の住民植栽
 小谷村土谷地区の「土谷水仙街道」に植えられた水仙が、開花の時期を迎えた。4月に入っても降雪があるなど、季節が逆行した花冷えの日も多かったが、寒さに耐えながらかれんな花を咲かせ始めている。
 同所の水仙は花の少ない早春に春の彩りを添えようと、地域住民でつくる「土谷促進同盟会」が中心となり、数年前に県・村と協力して維持管理と沿道美化に取り組む、アダプト(道路里親)協定を機に植栽が始まった。
 地域住民が自宅で咲いた球根を持ち寄り、年々数が増えている。近年はアジサイやコスモスも移植され、年間を通じて花咲く街道として、景観保全活動が続けられている。
白馬の雪で88日間熟成
池田の大雪渓酒造 「雪中育ち」まろやかに

 池田町会染の大雪渓酒造(薄井敦行社長)は8日、白馬村北城にある雪室で地酒の運び出し作業を行った。白馬の雪を熟成に利用する「大雪渓・雪中育ち」の5期目の作業。
 ことしの「大雪渓・雪中育ち」は県内産の酒米で寒造り、しぼりたての無ろ過生原酒を1月11日に雪室に入れた。熟成期間は「米」の漢字にちなみ、88日間。同酒蔵の頭(かしら)・平林肇さんは「雪室の中は気温0度程度で安定し、しぼりたての原酒に火入れをしない生酒の場合、88日間でまろやかに熟成します」と話す。
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4月の一覧

2014年4月10日(木)付


安全運転と交通マナー徹底を 小谷村の国道で指導所開設

 県交通安全運動推進北安曇地方部は「春の全国交通安全運動」期間中の9日、交通指導所を小谷村下里瀬の国道148号に開設した。大北地域の玄関口となる交通量が多く物流の要所で、関係者がトラックなどのドライバーにチラシを配り、安全運転や交通マナーの徹底を呼び掛けた。
進級メダルでお祝い 大町 こまくさ幼稚園
 大町市六九町のこまくさ幼稚園(原幸一理事長)で8日、入園式を翌日に控え、進級式が行われた。春休みを終えた39人の園児が、年中、年長へそれぞれ進級し、教諭らとともに祝った。
 新しく入園する小さな友だちを受け入れる自覚を促すとともに、それぞれの1年間の成長を祝う場にと昨年から行われている。名前を呼ばれた園児は「はい」と返事をして、梶川康子園長から進級メダルをかけてもらうと顔をほころばせ、教諭らは「大きくなったね」「ちょっと大人になったみたい」「いっぱい遊ぼうね」と園児に声をかけていた。