作品作り生きがいに 大町陶芸の家開講 窯も更新へ
 大町市陶芸の家(白木靖文会長)は15日、平成26年度の開講式を中央保健センター南の同施設で開いた。地域の高齢者が生きがいと仲間づくりに向けて、作品制作に取り組む。市でも窯を更新するなど、世代を超えた活動を支援する。
 開講式では、会員の中で経験の豊かな4人に指導員の委嘱状が手渡され、6人の新会員が拍手で迎えられた。本年度は総勢43人で活動。週3回の教室を通して作陶し、市の文化祭などで作品を発表する。
 同施設は、市が高齢者の生きがいづくりと交流を目的に昭和49年にスタートし、40年目を迎える事業。参加者は市の夏休み親子陶芸教室や県のシニア塾の講師など地域の取り組みに参加し、世代を超えて住民と交流を深めている。
「山の日」制定で催し企画 県山岳協が総会新会長に唐木氏
 県山岳協会(会員約1000人)の第55回定期総会が13日、大町市の県山岳総合センターで開かれた。役員改選が行われ、中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会救助隊長の唐木真澄さんが新たに会長に選ばれた。任期は2年。
 本年度は、県の「信州山の日」制定に合わせて「信州の山新世紀元年」と位置づけ、7月に協会員の案内で北アルプス槍ケ岳に登る登山ツアー、9月には3部に分けて講演会の開催などを計画している。年齢問わず登山人口が増える一方で遭難事故も増加するなか、同センターで行う登山講座を一般に広め、技術向上や啓発活動で安全な登山のあり方を普及する。山岳会の活性化を根本にすえながら、ホームページの拡充などで協会の活動を広くPRする。
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4月の一覧
天使と女神まちを歩く 大町麻倉美術部ワークショップ
 大町市堀六日町の麻倉で12日、ワークショップイベント「天使と女神が舞い降りた。」が開かれた。楽しい工作を通じて作り上げた夢いっぱいの雰囲気を街に振りまいた。
 親子連れなど約30人が参加。それぞれに思い描いた「天使」や「女神」のイメージを段ボールや紙などの材料に込めて、衣装や作品を力を合わせて作り上げた。作品を身を着けた参加者たちは、童謡や「さんぽ」などのなじみの曲を歌いながら、市内商店街をみんなで練り歩いた。
心構えや決意語る 池田町で新入社員歓迎会
 平成26年度池田町新入社員歓迎会が15日、町役場で開かれた。町内事業所などにこの春就職した44人のうち35人が出席し、社会人としての心構えや決意を語った=写真。
 勝山隆之町長は、7回目で町長に当選した自身の経験を踏まえ、あきらめない気持ちの大切さを呼びかけ「若い力がこの地域に活力をもたらす。この一歩を大事に、すばらしい個性を発揮してもらいたい」と期待した。赤田工業の赤田弥寿文社長の講話や、町内観光施設巡りなどもあった。
清流の中で優美な姿 白馬 落倉自然園 ミズバショウ開花

 白馬村の落倉自然園で、ミズバショウの開花が始まった。雪どけを待っていたかのように残雪の間を縫って、清流の中で優美な姿を見せている。
 同園は白馬村の最北西部に位置する標高800bの一帯のくぼ地状の湿地にあり、集落の道路沿いに群生地が広がっている。気軽に花を見ることのできる人気スポットとして、毎年多くの観光客が訪れてにぎわう。

2014年4月16日(水)付