2014年４月20日付

ソチ出場選手凱旋　白馬村でパレード
　ソチ冬季五輪・パラリンピックに出場した白馬・小谷両村の選手の活躍をたたえる初の凱旋（がいせん）パレードと報告会・表彰・祝賀会が19日、白馬村で開かれた。沿道には800人余のファンや地域住民らがつめかけた。観衆から「おめでとう」「お疲れさま」と大きな歓声が上がり、選手たちはメダルを掲げたり手を振りながら、あたたかな声援に応えた。
　パレードの車は白馬村スキークラブジュニアスキーチームの持つ日の丸と両村の村旗に先導され、上村愛子選手、渡部暁斗選手を先頭に、選手が4台の車に分乗してＪＡ大北白馬支所から八十二銀行、村役場前の約600㍍をゆっくり進んだ。観衆は前をオープンカーが通るとひときわ大きな歓声をあげて選手をねぎらい、喜びを分かち合った。

プロ直接指導に目輝かせ　大町市　女子サッカークリニック

　県サッカー協会女子委員会主催の小学生を対象とした女子サッカークリニックが19日、大町市運動公園多目的グラウンドで開かれた。現日本代表の遠藤保仁の兄で、自身も日本代表としてアトランタ五輪出場経験がある日本サッカー協会公認コーチの遠藤彰弘さんの指導に、中信各地から約70人の「ヤングなでしこ」が集まった。かつての名選手から受ける直接指導に子どもたちは目を輝かせた。

マップで山岳遭難防げ　県遭対協などが作成

　年々増加傾向にある山岳遭難を防ごうと、県山岳遭難防止対策協会と北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は「北アルプス北部地区遭難情報マップ」を作成した。26日から北ア北部地区管内登山口で行われる春山登山相談所で、マップを掲示しながら危険か所や登山ルートの指導などに活用する。

団員一丸基本動作を確認　大町市消防団が規律訓練

　大町市消防団（吉竹行仁団長）の新入団員と幹部の規律訓練が17日夜、市内西公園グラウンドなどであった。２年に一度行っている訓練で、平成24年度中から本年度に入団した団員や専任班長以上の約１２０人が団員の基本動作を確認した。
　団員らは、正しい敬礼や行進など学び、きびきびとした動作を身につけた。新入団員は飯沢義昭消防防災課長からの教養講話で団員として必要な知識も学んだ。

大北サクラ見ごろ　池田陸郷山桜トレッキング
　大北地域は遅い春を迎え、サクラが見ごろとなっている。池田町陸郷地区では19日、「陸郷山桜トレッキング」が行われ、県内外から訪れた多くの参加者が山あいのコースを歩きながら、辺り一面を彩るサクラを楽しんだ。
　木曽郡上松町の60代女性はノルディックウオークで参加。「普段から健康づくりに励んでいる。こんなにきれいな場所なら、たくさん歩けそう」と話した。
　観光関係者によると大北管内の開花状況は多くの場所で例年並み。大町公園が22日ころ、大町温泉郷が25日ころ、白馬村内は大型連休期間中に見ごろを迎えそうだ。

ミズバショウ開花　大町市　葛温泉かじかで
　大町市の高瀬渓谷葛温泉の温宿かじか敷地内にある池で、ミズバショウの花が見ごろを迎えている。
　今月15日ごろから咲き始め、18日には施設駐車場西側にある滝が流れ込む池の中で、数十株が春雨に打たれながら白く清らかな花を咲かせてい。見ごろはしばらく続き、4月下旬ごろまで温泉客らの目を楽しませる。
　ミズバショウはサトイモ科の多年草で高地や林中の湿地などに自生する。同施設では、以前から湿地だった場所に数株を移植して以来毎年少しずつ増え続け、現在では池周辺の広いエリアに広がり、温泉宿に春の便りを運んでいる。