11氏出陣舌戦スタート 小谷村議選少数激戦に
 任期満了に伴う小谷村議会議員選挙(定数10)は22日、告示された。現職7氏、元職1氏、新人3氏の合わせて11氏が立候補する少数激戦となり、27日の投票に向け激しい舌戦を繰り広げる。
 村役場では立候補の届け出が行われ、午前8時半の受け付け開始までに、出馬を表明していた11派が集まった。午後5時の締め切りまでに新たな届け出はなかった。
 各候補者は出陣式で、詰めかけた支持者らが見守るなか第一声を上げ、地域の活性化や議会改革などの政策を掲げて遊説に出発した。街頭で支持を呼び掛け、5日間の選挙戦をスタートさせた。
 今回選挙はひっ迫する人口減少など村の課題に対し、どのような対策を提案できるかに注目が集まる。村内の60代女性は「若者が仕事を求めて都会に出ていき、村内に高齢者ばかりが残る。働く場所の確保をどのように働きかけるか、各候補者の施策を聞いていきたい」と話した。
 期日前投票は23日から26日の午前8時半から午後8時まで、村役場で行われる。投票は27日午前7時から午後7時(一部6時)まで、村内10か所の投票所で行われる。
 4月21日現在の有権者数は、2651人(男1333人、女1318人)。
一目数千本見事に開花 池田 陸郷「桜仙峡」見ごろ
 池田町内のサクラの名所が満開を迎えている。近年まれに見る見事な開花ぶりに、観光客らを迎え入れる周辺地区の住民など関係者の表情も明るい。
 町内名所のうち、「一目数千本」と言われる陸郷「桜仙峡」は本格開花を迎えた19日から連日、駐車場が満車になる盛況ぶり。周辺住民で組織する陸郷登波離橋愛護会の藤松守会長は「県外からの問い合わせも多く、来場者数も把握しきれないほど。歓声をあげる観光客の姿、うれしいですね」と話す。
 町内には桜仙峡のほか、夢農場の山桜や鵜山の桜並木などあり、今週末ごろまで楽しめそうだ。
白馬 春一番のイベント 姫川源流福寿草まつり
 白馬村佐野の姫川源流自然探勝園で19日から27日まで、「第19回姫川源流福寿草まつり」が開かれ、多数の来場者でにぎわいを見せている。雪解けとともに美しい春の花々で彩られる、白馬の春の一番最初のイベント。20日は白馬さのさか観光協会前特設会場で特別イベントが行われた。
 同園はフクジュソウが数十万本自生する群生地として知られる。各地のフクジュソウが3月ごろに見ごろを迎えるのに比べ、同所は冬の間深い雪に閉ざされているため、長期間花を楽しむことができる。現在は雪がほとんど解け、フクジュソウが今を盛りと咲き誇り、園内の至る所に黄色のじゅうたんのような群落が見られる。来場者は「本当にみごとできれいですね」と歓声を上げながら、盛んにカメラのシャッターを切っていた。
チャイルドシート装着を推進 会染保 使用モデル園に指定
 大町署は21日、池田町の会染保育園(竹枝こずえ園長・園児114人)を、6歳未満に着用が義務付けられるチャイルドシートの使用モデル園に指定した。指定期間の来年3月31日までの1年間、チャイルドシートの装着・着用の推進に、署と園の協力体制でのぞみ、保護者をはじめ、他園への普及啓発につなげていく。
 大町署によるモデル園指定は、不着用によるケガなどから子どもたちを守る取り組みで、毎年、管内1園を指定し普及啓発を図っている。
北アの成り立ち考える 大町食と観光研 フラム塾第3回

 大町市の「信濃大町食と観光研究会」は21日、「信濃大町食とアートの廻廊」統括コーディネーターの北川フラム氏を招いた第3回の「信濃大町フラム塾」を山岳博物館で開いた。約50人が参加。山岳博物館の新展示や北アルプスの地史を学び、表現すべき地域の成り立ちと固有性を考えた。
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4月の一覧

2014年4月23日(水)付


三世代で記念樹植樹 大町市仁科庚申堂 御開帳控え
 大町市大原町の仁科庚申堂で20日、平成27年の御開帳を控え、記念植樹が行われた。子どもからお年寄りまで約40人が、農業が盛んな地区にちなんだ「米栂(こめつが)」を境内に植え、地域の発展などを願った。
 住民によると、庚申堂は約200年前に建立され、青面千手観音像がまつられている。開拓や養蚕が盛んな時代、五穀豊穣を願う住民のよりどころとして、親しまれていたという。27年2月13日には、7年に一度の御開帳が行われる。