池田町にEV充電器 誘客と環境PRに期待

 池田町は30日、電気自動車(EV)の急速充電設備を県道大町明科線沿いの道の駅池田ハーブセンター駐車場に設置し、オープニングセレモニーで整備を祝った。町内では初の設置で、大北の道の駅関連施設では白馬村、小谷村に次いで4基目。観光誘客と環境PRに期待がつながる。
 24時間稼働。車種によって異なるが、30分で約8割を充電できる。利用は充電網整備推進機構の会員カードまたは携帯電話による給電課金システムを用いて充電。ハーブセンター営業中はカードを1回500円で借りることもできる。
平川泳ぐこいのぼり 白馬の「飯森チャレンジ会」飾る

 白馬村の国道148号沿いの平川河川敷にことしも、川面に架かる多数のこいのぼりがお目見えした。残雪の白馬三山や北アルプスの山々と清流をバックに、色とりどりのこいのぼりが風をはらんで元気よく泳ぐ光景が見られる。
 同村飯森地区の有志で作る「飯森チャレンジ会」が、二十数年前から家庭で不要になったこいのぼりを持ち寄り、平川に飾ったのが始まり。会員が集まったこいのぼりを地域で補修したり、村内外に寄贈を募りながら架け続けている。
こいのぼりの下  快音響く 池田町長杯マレットゴルフ

 池田町マレットゴルフ連盟(中島睦会長)は29日、町長杯マレットゴルフ大会をアルプス広場マレットゴルフ場で開いた。空を泳ぐこいのぼりと残雪の北アルプスを望む下で参加者たちは生き生きとプレーした。
 小谷から塩尻まで、中信各地から174人が参加。心配された雨もやみ、過ごしやすい気候のもとで花火を合図に一斉にスタート。36ホールパー144でプレーした。
架空請求詐欺未然に防ぐ 大町署 JA大北白馬支所に感謝状
 架空請求詐欺の被害を未然に防いだとして大町署(森下正一署長)は30日、白馬村のJA大北白馬支所に感謝状を贈った。
 同署や同支所によると、先月23日の昼間、白馬村内在住の女性(80)の自宅電話に「タケダ薬品」を名乗る男から「お金を払えば振り込んだお金が返ってくる」、25日には「カミジョウ」を名乗る男から「明日には300万円を振り込んでほしい。振り込んだら連絡をしてほしい」などと電話があった。
 女性は26日に同支所を訪れ、300万円を送金しようとしたが、高額な金銭の取り扱いであることから窓口担当の主任男性職員が特殊詐欺を疑い、金融共済課長に相談。女性を説得し職員が白馬交番に連絡、詐欺被害を防いだ。
爪かんじきで雪原散策 小谷村公民館「村内巡り」

 小谷村公民館の人気イベント「村内巡り」の第1回目が25日、開かれた。歴史文化に詳しい田中省三さんの案内で、いまだ残雪のある信越国境の地、戸土から塩の道古道の鳥超え峠周辺を、豪雪地の農山村で雪中歩行のために利用されていた「爪かんじき」を履いて歩き、ふるさとの自然に親しんだ。
 爪かんじきの履き方は、村内の里山文化を観光資源として活用する活動を行っている、爪かんじき振興会の会員が指導した。田中さんによるとことしは雪が少なめというが、それでも大人の膝丈ほどの深さがあった。爪かんじきをつけると体が沈むことなく歩くことができた。
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5月の一覧

2014年5月1日(木)付


大町駅前にサクラソウ 山博と友の会が設置

 大町市の市立大町山岳博物館や同館友の会サークル「ボランティアの会」(有川美保子代表)は29日、JR信濃大町駅前ロータリー北側にサクラソウを設置した。あと10日ほどで見ごろを迎えるといい、白色やピンク色の花が5月25日まで駅前で人々を出迎える。
 サクラソウはサクラソウ科の多年草で、個体ごとに花弁の数や色が異なる。野生種は生育地の荒廃や採取により減少し、長野県では絶滅危惧U類にランク、指定気象野生植物として条例で保護されている。