地域の主要産業学ぶ 松川中生徒がリンゴの摘花作業
 松川村の松川中学校(河手密校長)の生徒297人は12日、村内9か所のリンゴ農園で恒例の摘花作業を行った。1〜3年生合同の縦割り班が各農園を訪れ、体験を通して理解を深めた。
 西原のかぼちゃやま農場には33人の生徒が訪れた。梨子田文明代表が「中心花を残して花を取ってもらう一番大事な作業」と説明。「どんどん取ってもらっていい」とアドバイスした。生徒らはグループごとに果樹の列に入り、真剣な表情で黙々と作業に取り組んだ。
 同活動は地域と触れ合い、異学年との交流を図りながら、主要産業について学ぶことを目的に毎年行われている。23回目の取り組み。
エイズ孤児・貧困支援を 大町市美麻
ウガンダのシルビアさん迎え座談会

 東アフリカ・ウガンダの孤児院と学校「ニュートピアアカデミー」で校長を務める菊本シルビアさんを迎えた座談会が11日、大町市美麻の山びこ山荘で開かれた。20人を超える市民らが参加。増えるエイズ孤児や貧困などウガンダの窮状を知り、自身にできる支援など考えた。
 シルビアさんは、深刻化するエイズやマラリアの感染、劣悪な衛生環境から5歳以下の死亡率が高い現状など説明。孤児のために働く決意など語った。
 自身もエイズ孤児だったシルビアさんは、ウガンダのエイズ発祥の地、ラカイ県カクト村で生まれた。夫の菊本嘉一さんとともに、同村に孤児院と学校を設立した。
マイマイガ大発生懸念 ふ化の時期駆除呼びかけ
 害虫「マイマイガ」の卵がふ化の時期を迎え、昨年大発生した大町市でも多く現れそうだ。毛虫に触れるとかぶれる場合があり、直接触らないようにし、幼虫や卵塊を身近に見かけた場合の早期の駆除を呼び掛ける。
 マイマイガはドクガ科のガの一種で、卵で越冬し、春から初夏にかけて発生。幼虫は毛虫で、糸で風に乗って広がる。生まれたばかりの5_ほどの小さい幼虫は触れるとかぶれる場合がある。
 ことしと来年も多くなると考えられ、近く広報やホームページで駆除方法の公開を検討している。幼虫は初期ならば殺虫スプレー等が効果的。ふ化前の「袋」の段階で、燃えるごみとして処理するのが望ましいとされる。
 同課では「1度出ると3年は続いて発生すると言われる。大きく育ってくると殺虫剤も効かなくなる。今の段階で対処してもらう方がいい」と話している。
JA大北教育 旅行受け入れ 池田町 東京の中学生田植え体験
 JA大北が進める県外中学校の教育旅行受け入れ事業は8日、今年度の初回を迎えた。東京都立三鷹中等教育学校2年生158人が10日までの3日間、池田町や白馬村を訪れ、農業体験や農家民宿に分宿する校外学習を通じ、都会では味わえない農村を体験した。
 8日の池田町では、会染地区の水田で手植えによる田植え体験をした。転作田の農業振興を手がける十日会の会員や町職員など11人が生徒たちに手植えを指導。
 約26eの水田に生徒が一列に並び、残雪の北アルプスを背景にコシヒカリの苗を手で植えた。
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5月の一覧
池田町 北アルプス山麓に快音 てるてる坊主マレット大会
 池田町マレットゴルフ連盟(中島睦会長)主催の第14回てるてる坊主マレットゴルフ大会が11日、高瀬川河川敷のアルプス広場で開かれた。同連盟主催のうち、会長杯に並ぶ最大規模の大会。県内各地の愛好者約230人が参加し、五月晴れの北アルプス山麓に快音を響かせた。
 晴天に恵まれたコースには、北アルプスの勇姿を背景にこいのぼりが泳ぎ、5月ならではの安曇野の風景を演出。参加者の関心を集めていた。
新緑の高原駆ける 松川馬羅尾クロカン大会
 松川村公民館主催の第9回馬羅尾高原クロスカントリー大会が11日、開かれた。地元を中心に大北地域など小学生から70代までの健脚自慢約20人が参加し、新緑の高原を駆け抜けた。
 同高原運動広場を発着地点に1周1160bのクロスカントリーコースで行われた。年代にあわせ約2`、3・2`、5・6`の距離で競った。選手たちは、起伏激しい曲がりくねったコースで息を弾ませた。

2014年5月14日(水)付