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5月の一覧
園児とお年寄りふれあい 大町相生町公民館で3世代交流
 大町市相生町老人クラブ長生会(西澤正夫会長)と、同地区の小地域福祉ネットワーク未来(あした)の会(黒岩良介会長)は15日、同町の公民館にかえで保育園の年長児を招き、3世代交流会を開いた。地域のお年寄り約30人と、14人の園児があやとりや歌などで交流した。
 お年寄りたちは「おひさま」「はしご」など、手本のないあやとりを子どもたちに指導した。80代の女性は「大昔にやった。やってみると不思議と思い出す。脳の働きも良くなるようだ」と笑顔を見せていた。
交通ルールやマナー学ぶ 小谷保園児恒例の自然散策会
 小谷村の小谷保育園はこのほど、散策会を開いた。園児の体力向上をめざし、毎年実施している恒例行事。全園児がふるさとの豊かな自然にふれながら社会性をはぐくんだ。
 保育園からほど近い、千国グラウンドまでのんびりと散策。新緑の木々の芽吹き、足元に咲く小さな花々など、たくさんの春を見つけては歓声をあげていた。散策の途中で多くの地域住民との出会いがあり、元気にあいさつしながら住民とのふれあいも楽しんだ。
 日ごろの通園にはバスや車の利用が多いことから、散策会では公道を歩く時の正しい交通ルールやマナーを指導。交通安全意識の向上にもつながったようすだった。
修学・教育旅行 大幅に増加 3年目の松川農家民泊事業
 関東関西圏の中学校修学旅行・教育旅行を中心に松川村が進める農家民泊事業が3年目を迎えた。当初10戸だった受け入れ農家は村内を中心に50戸に達するなど大人数に対する受け入れ態勢が整いつつある。昨年、3校約320人だった受け入れは今年、9校約1500人と大幅増加を予定している。
 今年の受け入れは、5月19日から7月31日までを予定し、現在、受け入れ農家で構成する「安曇野松川村農家民宿連絡協議会」(榛葉良子会長)が中心となり準備を進めている。
 担当の村経済課は「都会の子どもたちが農家の生活体験を通じ松川の大自然に触れる。第二の故郷として将来にわたって村とかかわることにつながっていけば」と期待を込める。
自転車の事故防止を 池工定時制で交通安全講話
 池田工業高校定時制クラス(1〜4年・25人)で14日、交通安全講話があった。定時制授業終了後の夜間、自転車で帰宅する生徒が多いことから毎年開催している講話。大町署交通課交通係長の高木啓さんを講師に、自転車の事故を中心に交通安全についての認識を深めた。
 高木係長は、自転車と衝突した歩行者が死亡するケースなど紹介。自転車は道路交通法で軽車両に区分されることを指摘し「危険な乗り物であることを自覚してもらいたい」とルールを守った正しい乗車の徹底を呼びかけた。夜間の事故から身を守る方策として反射材や点滅ライトなど装着も求めた。
ライチョウ理解深める 大町山岳博物館と友の会
茶臼山動物園へ観察ツアー

 大町市の市立大町山岳博物館と同館友の会などは11日、長野市茶臼山動物園のライチョウ観察ツアーを行った。市民や友の会会員ら約30人が参加し、県内唯一ライチョウを飼育している同園のライチョウ飼育の取り組みや技術、現状などについて理解を深めた。
 同ツアーは、大町市の市の鳥であり、同館が長年調査研究を行っているライチョウの生態など基礎を学び、温暖化の影響を受けやすいライチョウを通して環境、社会教育につなげようと実施。ことし同館と連携、協力協定を結んだ県環境保全研究所、同友の会と共催で開いた。市制施行60周年・合併10年記念事業。
歴史とロマン 散策楽しむ 小谷村 70人余が古道塩の道を歩く
 小谷村中土の「塩の道を愛する会」は11日、恒例の「古道塩の道を歩く(えぶ)」を開いた。好天に恵まれ県内外から過去最多の70人余が参加。歴史ロマンあふれる古道散策を楽しんだ。
 コースは戦国時代に上杉勢と武田勢が激しい合戦を繰り広げた平倉城址や、埋蔵金伝説の残る銭上平など、往時をしのばせる名所旧跡が数多く残る歴史と伝承の道。街道は昔ながらの原風景を色濃くとどめており、歴史に詳しい講師の説明を受けながら、街道の歴史をひもとき、いにしえの人々の足跡を体感した。

2014年5月16日(金)付