アルペンルート 20万人目に記念品 トロバス入り込み好調
 大町市と黒部ダムを結ぶ関西電力トロリーバスは18日、ことしに入ってから20万人の入り込みを達成し、くす玉割りのセレモニーが行われた。
 20万人目は、千葉県から訪れた守安空知君。おおまぴょん・くろにょんに囲まれ記念品のグッズを受け取り、「突然でびっくりしました。1年前も訪れたけど曇っていたので、きょうのいい天気のダムが楽しみです」と話していた。
 くろよん50周年実行委員会ではことし、トロリーバス開通50周年を記念し、10万人ごとに乗車した人に記念品を贈っている。20万人は例年より数日早いペースの達成。今後は6月末に30万人、7月下旬に40万人、8月半ばには50万人達成の見通し。11月中旬には目標の100万人達成を目指す。
トウモロコシ種まきで交流 大町社 あやめ会とどんぐり保
 大町市社山下地区の小地域福祉ネットワーク「山下あやめ会」(内川尚文会長)は16日、どんぐり保育園(降籏恵子園長)園児との交流を行った。年少から年長園児46人が、トウモロコシの種まきして地域住民との交流を楽しんだ。
 園児たちは甘みが強いという品種「ハニーバンダム」の種を、同会役員10人の手ほどきを受けながら約50平方bの畑に植えた。「1か所に3粒ずつ、そっと置いてね」などと指導を受けながら、丁寧に種まきをこなしていた。園児は「ちゃんとまけて楽しかった。食べるのが楽しみ」「(トウモロコシ)かじりついて食べたい」と収穫を待ちわびていた。
 同交流事業は10年ほど続いている行事。園児たちは今後、土寄せや草取りを体験し、8月中旬ころ収穫を迎える。
国内外の100種色鮮やかに 松川村の下条農園シャクナゲ競演
 大町・松川境にある下条農園(松川村川西)の「しゃくなげの庭」が見ごろを迎えている。前園主の下條毅さんが大切に育ててきた国内外約100種の色鮮やかなシャクナゲが春真っ盛りの園内に彩りを添えている。
 農園北側1・5fの「しゃくなげの庭」に、ジーンマリーやピンクパールなど色や大きさ、形の異なる無数のシャクナゲが競演する。東ヨーロッパ原産の黄色いルティウムは爽やかな香りを漂わせている。エリモシャクナゲなどこれから開花を迎える種類もあり、6月下旬まで楽しめそうだ。
地域と医療つなぐ架け橋に 大町病院祭過去最多5500人
 市立大町総合病院で18日、第4回大町病院祭が開かれた「築こう!地域と医療の架け橋を」をテーマに、地域と病院の元気につなげるイベント。好天に恵まれ、過去最多の約5500人が訪れにぎわった。
 ステージでは、地元から冬季五輪に出場しモーグルで活躍した上村愛子さんを院長やコーチ、市長が囲み、トークに花を咲かせた。信州プロレスリングの試合やピエロのナナちゃんショー、市内出身のシンガーソングライター・本間利也さんのライブなど、さまざまな催しが行われた。
 病院祭は病院と市民有志による「大町病院を守る会」により、地域に開かれた病院づくりをめざして4年目を迎えた。
白熱こいのぼり運動会 池田の安曇養護学校で
 池田町の安曇養護学校は16日、恒例の「こいのぼり運動会」を校庭で開いた。こいのぼりが風に舞う青空の下、小・中学部、訪問部たんぽぽ学級の児童・生徒ら約100人が競技に参加し、持てる力を発揮した。
 保護者の他、地域の保育園・福祉施設などからも大勢が観戦し、子どもたちに熱い声援を送った。会場には子どもたちがこいのぼりをモチーフにつくった色とりどりの作品が飾られ、イベントを盛り上げた。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2014 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

5月の一覧
ギフチョウ生息域守る 白馬 産卵期に保護監視パトロール
 白馬村教育委員会は17日、村の天然記念物に指定されている、ギフチョウとヒメギフチョウの生息域を守るための「保護監視パトロール」を生息地一帯で実施した。
 村の保護監視員、村職員ら多数が参加。チョウの食草となるミヤマアオイやウスバサイシンが群生している、チョウの生息地を巡回。舞い飛ぶギフチョウや、葉の裏に産みつけられた卵を確認しながら、捕獲違反者に目を光らせた。
 同村は、ギフチョウとヒメギフチョウの両種の分布境界線上に位置している日本でも希少な地域。村では昭和49年から天然記念物に指定し、捕獲を禁止。違反者には10万円以下の罰金を科す条例を制定し、保護活動を強化している。

2014年5月20日(火)付