自然の雪室で味に磨き 小谷 氷雪熟成酒掘り出し作業
 小谷村の栂池高原スキー場で20日、小谷杜氏の仕込んだ日本酒を雪に埋めて熟成させた「氷雪熟成酒」の掘り出し作業が行われた。雪山を慎重にかき分けると、貯蔵された酒が外気にふれ、しっとりと細やかな水滴をつけて涼しげな姿をあらわした。
 氷雪熟成酒は、豪雪地小谷の自然の力を酒造りに生かそうと、松本市島立の酒醸造元大信州酒造(田中隆一社長)が、同社の小谷杜氏・小林幸由さんの発案で始めた事業。ことしは720_g瓶で2300本分の原酒を、栂池高原の上部標高約1600bの雪の中に貯蔵した。
小中生犬とふれあい親しむ 池田ふるさとチャレンジ塾開講
 池田町公民館の「ふるさとチャレンジ塾」がこのほど、開講した。初回は「犬とのふれあい教室」として、町内小中学生が、さまざまな種類の犬と接しながら、フリスビーキャッチやトンネル、ハードルなどの障害物競走で犬とともに運動も楽しんだ。
 講座には約40人が参加。中信地区で犬の競技大会出場訓練などを行うサークル「ドッグワントレーナーズ倶楽部」(山本泉代表)会員の飼い犬15頭が登場し、子どもたちは喜びの声を上げながら優しく接していた。アジリティと呼ばれる競技も体験した。犬の種類当てクイズも行われ、軍用犬のワイマラナーやドーベルマンなど珍しい犬種も登場して注目を集めていた。
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5月の一覧
五感使いゆったりと 白馬で木流川春の散策会
 白馬村と同村の有志でつくる「木流川と親しむ会」はこのほど、「木流川春の散策会」を開いた。小さな子どもを持つ親子連れが多数参加して、自然豊かな川の周辺を歩きながら春の魅力を堪能した。
 木流川は昔から地域の生活に重要な水路として利用されてきた。春は新緑が芽吹き、生命力に満ちあふれた季節。さわやかな風が吹き抜け、みずみずしい緑に包まれた林の中で、小川のせせらぎに耳を傾け、新芽の匂いをかぐなど、五感をフルに使いながらゆったりと散策した。
 川の周辺は、タンポポ、イタドリ、ヨモギなど食べられる野草も多数見られた。野草に詳しいスタッフが、食べ方や効能を説明し、野草の摘み取りも楽しんだ。
キノコのコマ打ち体験 大町八坂小4年総合学習で
 大町市の八坂小学校(伊藤浩光校長)4年生は20日、総合的学習の一環としてキノコのコマ打ち体験を行った。10人の児童が校舎前にブルーシートを広げ、80本の原木に植菌した。
 北安曇地方事務所林務課普及林山係の尾崎伸行係長と、森林保護専門員の青蜥q司さんの手ほどきで、回転数の速い専用ドリルと、木づちを使い、コナラの原木に、シイタケ、ナメコ、クリタケなどのコマを打ち込んだ。
 キノコの植菌体験は、同小が長年続けている恒例の行事。近くの林中にホダ場があり、収穫は5年生が行う。
空高くこいのぼり掲揚 池田小端午の節句合わせ
 池田町の池田小学校(中村豊校長)はこのほど、こいのぼりの掲揚を同校中庭で行った。1年生47人、2年生35人が18匹のこいのぼりを空高く掲げた。端午の節句に合わせた恒例行事。
 元PTAの有志らが協力し、屋上にロープを張ってこいのぼりをつり上げた。子どもたちは最長5bほどのこいのぼりを手に取り、合図とともに手放した。空高くのぼっていくこいのぼりに手を振り、「上がった上がった」と歓声を上げた。空に泳ぐこいのぼりを見上げて、元気よく「こいのぼり」を歌った。
ピエロのナナちゃん訪問 大町のあすなろ保育園に
 大町市常盤清水のあすなろ保育園(中村慶子園長)を19日、ピエロのナナちゃんが訪問した。ジャグリングや玉乗り、かわいらしいパフォーマンスなどで園児らを楽しませ、ともに記念撮影を行った。
 「ピエロのナナちゃん」は日本三大サーカスのひとつ「キグレサーカス」のメインクラウンとして活躍。現在は独立し、全国各地でショーを行っている。
 前日に大町総合病院で行われた病院祭に出演したナナちゃんが、子どもたちに楽しんでもらおうと訪問したもので、園児らは少女のピエロの活躍に笑い、時に手に汗にぎりながら「頑張れ」とエールを送った。

2014年5月22日(木)付